旧遠藤家住宅:道に迷ってたどり着いた先の多層民家
先日記事にしたとおり、七ツ滝に行った後に道に迷いました。
今はスマホはあるし、GPSはあるし、GoogleMapsはカーナビ的に使えるし、迷うといっても楽しいものでした。
鶴岡市内の田麦俣といわれる集落にたどり着き、車をゆっくり走らせながら街を眺めていると古い民家らしき家を目にしました。
これは記事にならないだろうなぁ・・・でも書くペースが落ちてるし、訪れてみるか、と近づいてみます。
左にある家は民宿になっていて、右隣の家「旧遠藤家住宅」を管理していました。
インターホンを押したものの反応がなく、まわりをうろうろしてしまって恐らく入っちゃいけないところでバイクに遭遇。
こんなところに一泊したら楽しいだろうと思いつつ・・・撮影が楽しいのでうろうろしながらパシャパシャ撮影していました。
近くを通りがかった人が足をとめてこちらを見ていたり、通りがかった車が急に速度を落としてこちらを見ていたりします。
珍しい来客だろうか。
田麦俣集落はかつて、庄内と内陸を結ぶ六十里越街道の要所になっていて出羽三山への参拝者を迎える“宿場町”の性格がありました。
パンフレットから一部抜粋すると
旧遠藤家住宅は鶴岡市田麦俣に見られる兜造り多層民家の代表的なもので、昭和49年4月山形県有形文化財の指定を受けた市有建造物である。昭和52年8月から同53年10月まで、山形県教育委員会の指導監督のもとに半解体復元工事を行い、兜造りに改築された明治10年代の姿に復元したものである。
兜の姿に似ているから兜造りといわれるようになったようです。
もう一度民宿に戻りインターホンを押すと対応してくれて、300円を支払い内覧の許可をいただく。
旧遠藤家住宅の玄関から中に入ると「にわ」といわれる土間があり、右手に「まや」といわれる工具置き場っぽいところがあります。
左に向かって靴を脱いでスリッパに履き替え、「おめえ」といわれる囲炉裏のある茶の間的な懐かしい場所がありました。
奥の座敷からおめえを眺めると差してくる光と影のコントラストが美しく、かといってインスタ映えはしないであろう画角。
1階は家族の居住用になっていて、2階は下僕的な使用人の居住スペース・作業場や物置がある。
3階は養蚕(カイコ)と作業場、さらに天井を見ると物置スペースがありました。
地味な記事だなぁ・・・たまにはこんなのもありかなと。
まぁいいか。
施設名 | 旧遠藤家住宅(きゅうえんどうけじゅうたく) |
URL | https://www.tsuruokakanko.com/cate/p0136.html |
お問合せ | 0235-54-6103/民宿かやぶき屋 0235-53-2111/朝日分室教育課 |
営業時間 | 9:00~17:00 |
定休日 | 月曜日、年末年始 |
駐車場 | あり |
予算 | 高校生以上300円 小・中学生200円 団体割引あり(20名以上) |
アクセス | 鶴岡駅から車で約40分 |
住所 | 鶴岡市田麦俣七ツ滝135 |