念珠の松庭園:盆栽から日本庭園にまで昇りつめたサクセスストーリーに感動
マリンパークねずがせきに車を駐車して「焼きイカ」を食べながら歩いて5分程度、念珠の松庭園に立ち寄ってみました。
駐車場はあるのでご安心を。
そもそも念珠の松庭園とは何も知らずに訪れました。
どうやら無人の庭園のようで、100円を箱に入れるみたい。
入り口の扉の奥には見事な庭園が広がっていました。
藤茂右エ門が育てていた盆栽の松を庭に地植えし、成長の過程で相当庭師の手が加えられており、代々美しい形状を保ってきました。元は村上屋旅館(昭和35年廃業)の庭にあったクロマツで、屈曲せず一直線をなす類をみない臥龍型の松といわれます。
盆栽が400年でこれほどの庭園になりました。
終戦前は「村上屋の臥龍の松」とよばれ、鼠ヶ関駅に停車した汽車の中からその姿を眺めることができました。
昭和30年には山形県の天然記念物に指定されます。その後の平成6年に、造園家・中島健氏の設計により「念珠の松庭園」として整備し、代々受け継がれてきた念珠の松を日本庭園の趣にして形成し、たくさんの草花を植栽しています。
主幹は高さ3.5m、幹囲り1.16m、東に周囲1.3mの巨大な枝が真っ直ぐ這うように20m程のびており、樹勢旺盛な姿にハートが奪われるのと同時に心が和みます。
たまにはこういうのもありですね。
名称 | 念珠の松庭園(ねんじゅのまつていえん) |
規模感 | ☆(小) |
営業時間 | 4月~10月 9:00~17:00 11月~3月 9:00~16:00 |
料金 | 100円(協力金) |
定休日 | なし |
駐車場 | あり |
問合せTEL | 0235-43-4617/鶴岡市温海庁舎産業課 |
所在地 | 鶴岡市鼠ヶ関乙126-10 |