愛染神社の桜:樹齢600年、巨古木の栄枯盛衰に想いを馳せる、とか言ってみる。
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場所は説明しにくく、蔵王駅から黒沢温泉方面へ向かって南に走ります。
目印がない田園地帯を走り抜けてカーナビ通りに進むと入り口付近にちょっとしたスペースがあったので、そこに車をとめようとしたらすでに先客がいて仕事をサボったサラリーマンが寝ていました。
オサヤジの丘と呼ばれる場所の坂を上ると祠(ほこら)があり、周辺を覆うように桜が咲いています。
中央には江戸彼岸(エドヒガン)の古木が陣取っていて一般的には彼岸桜といわれるものですが、こちらでは通称オサヤジの種蒔桜(オヤサジの種まき桜)と呼ばれているようです。
主幹は二つに分かれ、内部は空洞となっています。かつて、樹勢は旺盛で立派に咲いていましたが、分かれた主幹の片方が1979年の暴風で折れてしまいました。
現在、残された一幹は複数の柱で支えられてどうにか立っているように見えます。
樹齢600年、根周5.7メートル、樹高は17メートル。
高いので見上げると青空とよく似合います。
塞の神社ー愛染神社
この子丘をオサヤジと称しているが、御塞神の略称で、ここが上山へ通ずる山坂道の出入口に当り、明和元年(1764)の記録によると、既に旅人を守る塞の神が祀られていた。
とか看板に書いてある。
丘の上から↓
名称 | 愛染神社の桜(あいせんじんじゃのさくら) |
見頃 | 4月中旬~下旬 |
規模感 | ☆(小) |
所在地 | 山形市大字松原 |
拝観時間 | 自由 |
料金 | なし |
定休日 | なし |
駐車場 | なし |
問合せ | 023-641-1212/山形市教育委員会文化財保護係 |
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