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薬師ザクラ:幹が損傷し、老衰も進むが毎年花を咲かせる感動のエドヒガン

 
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第1回・第2回CLIP山形編集長選抜総選挙1位、JRRC日本ラーメンライス評議会会長、JUA日本鰻重協会会長、全国いが餅選手権大会代表理事会長。 自称フランス人

山形県指定の天然記念物となっており、樹齢は約1200年の古典桜で西暦796年、坂上田村麻呂が奥州征伐の時、手植えしたものと伝えられています。

白鷹ではエドヒガンなどの古木を古典桜と呼んでいるようです。

鑑賞者の多くは近くの「釜の越農村公園」で釜の越桜を見に来た人が数分歩いてやってきます。

薬師堂の境内に咲く一本のエドヒガンは堂々たる風格を保っていて、訪れる人の多くはカメラを持った手が止まって固まっています。

町内に現存する桜の老木の中で、最も風格のあるもののひとつである。薬師堂も薬師ザクラも現在のところ正確な由来がわかっていない。西の方に「観音堂」の地名があり、現在、東高玉円福寺にある観音像(県指定有形文化財)は、その昔観音堂の地にあったものといわれている。

釜の越桜のような大きさはないものの、幹は大きくねじれ隆起したりしています。樹高約10m、太さ約8mといわれていますが、たぶん、そんなにない。

昭和初期に工場火災に巻き込まれ、幹が損傷していて老衰も進んでいる。その状態で花を咲かせるのだから感動するというもの。

近くの沼に住む大蛇が美しい娘に身を代え、笛の調べに引き寄せられた坂上田村麻呂と契りを交わし黄金の太刀を産みます。田村麻呂は誤ってその太刀で大蛇を斬り殺してしまい、娘を哀れんで将軍が手植えしたのがこの薬師桜という伝説が残されています。

薬師堂は、北に1kmほど離れた曹洞宗瑞龍院に所属していて、このサクラも瑞龍院のものです。

数台の車をとめられる駐車場があるので、直接来ても大丈夫です。

名称 薬師ザクラ(やくしざくら)
見頃 4月中旬~下旬
規模感 ☆(小)
開場時間 24時間
料金 0円
駐車場 あり 数台
問合せTEL 0238-86-0086/白鷹町観光協会
アクセス 蚕桑駅から徒歩15分
荒砥駅から車で約10分
所在地 西置賜郡白鷹町高玉3662

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