カルデラ温泉館 | 大蔵村(肘折)・日帰り温泉
県内有数の豪雪地帯と言われる大蔵村の肘折温泉に、初夏に行くことにしました。寒いのは嫌いだからです。
山形市から13号線をしばらく北へ向かい、大石田町を横切って、今度は山道を南下していきます。
何だか凄いところかもしれないと、田園地帯を走り続けると巨大なこけしオブジェを通り過ぎ、ヘビみたいな橋(肘折希望大橋)を渡ると肘折温泉街へたどり着きます。
まずは、温泉街から少しだけ離れた黄金の湯と呼ばれるカルデラ温泉館にやってきました。
道路向かいには駐車スペースがあり、すぐ隣に苦水川が流れています。
ちなみに施設名の「カルデラ」とは、約1万年前の火山活動によってできたカルデラ盆地に温泉郷が広がることに由来しています。
浴室の他、談話室や休憩室、瞑想室まであるそうです。
カルデラ温泉館(450円)と、温泉街にある「上の湯」(250円)との共通入浴券を600円で購入。
何だか土産物がたくさん置いてあり、食堂も立派で建物自体が割と新しいのか綺麗でした。通路を突き当たると浴室ですが、その途中から男女交代制の露天風呂があります。
モンゴルのゲル(住居)みたいな外観の露天温泉の泉質は、内湯と同じ。高音なため井戸水で加温しているようです。少し茶緑色に濁って金気臭がします。体感41℃くらいの温めかな。
脱衣スペースは浴槽のすぐ目の前にあって、脱いだ瞬間にお湯に浸かれる配慮でしょうか。
何か煙臭いなぁ、火事?と思ったら蚊取り線香が置いてあったりします。
内湯にも入ってみようかと服をきて屋内に戻ると、浴室の手前に“珍しい”飲泉所があって柄杓で飲むことができます。飲むと内臓の働きを活発にするほか利尿作用もあるといわれています。
浴槽とは源泉が違って、単純冷鉱泉・二酸化炭素型、遊離炭酸:881.6㎎/kgの炭酸泉。冷鉱泉なので温泉とはいっても10℃に満たない、むしろ冷たく感じるほどで、匂いはせず、味は・・・まろやか温泉味。
炭酸泉とはCO2が溶け込んでいる泉質の事をいいますが、シュワッとジュースの炭酸水ような口あたりは感じませんでした。炭酸泉に含まれる炭酸ガスが皮膚に刺激を与え、毛細血管を拡張させ、血行がよくなります。最近では、化粧品や美容などで耳にする機会は多いでしょう。女性は来るべきですね。持ち帰り可能ですし。
↓浴室内にもあります。手を入れる程度。
内湯は露天より少しあたたかく、源泉は同じなので茶緑色の濁りの湯は、金気臭がして、浴感スベスベでやわらかいお湯。トロミがあって、少し塩味がします。体感41.5℃の熱くない温度で、つい長湯をしてしまいそう。
茶緑色って何だよってツッコまれそうですが、黄色に近い緑色で、そこらへんが黄金の湯と呼ばれる所以でしょうか。
情報提供:ユーザー様
施設名 | カルデラ温泉館(かるでらおんせんかん) |
ジャンル | 日帰り温泉 |
住所 | 山形県最上郡大蔵村南山2127-79 |
電話番号 | 0233-76-2622 |
源泉 | 黄金温泉組合7号源泉 |
泉質 | ナトリウム‐塩化物・炭酸水素塩泉 |
効能 | 切り傷・やけど・慢性皮膚病・虚弱児童 慢性婦人病・神経痛・筋肉痛・関節痛 五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・打ち身 慢性消化器病・痔疾・冷え症・病後回復 疲労回復・健康増進 |
料金 | 大人(中学生以上)450円、小学生200円、幼児無料 |
営業時間 | 9:30~18:00(受付17:30) 土・日・祝日は19:00まで |
定休日 | 第1・3火曜日(祝日営業) |
駐車場 | 〇 |
源泉掛流し | 加水あり |
サウナ | × |
露天風呂 | 〇 降雪など状況により中止の場合あり |
貸切風呂 | × |
休憩所 | 〇 広間(大人400円、小人200円) |
食事処 | 〇 (11:00~15:00) ラーメン470円他 |
マッサージ | × |
手ぶらデータ | リンスinシャンプー、ボディソープ |
備考 | 肘折の日帰り温泉共通割引券がある |