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中屋別館不動閣:紅葉の季節に合わせて感じる非日常を堪能する温泉宿

 
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第1回・第2回CLIP山形編集長選抜総選挙1位、JRRC日本ラーメンライス評議会会長、JUA日本鰻重協会会長、全国いが餅選手権大会代表理事会長。 自称フランス人

紅葉の時期に白布大滝の撮影に来たものの時間を間違えて失敗し、日帰り入浴で気分をリフレッシュしてから帰ろうとやってきた。

※例年の紅葉の見ごろは10月中旬~11月上旬

中屋別館不動閣

江戸時代中期に開業し、白布温泉の御三家(東屋・中屋・西屋)と云われ三軒並んでいた。

2000年、原因不明の出火により全焼し、現在は以前からあった中屋別館不動閣のみ営業していて、かつての中屋の場所は駐車場になっている。

別館入り口

別館建物前にも広い駐車場があり、そこから見える不動閣は老舗の趣を感じる。

実は川上から渓谷館、不動閣、黎明館、と三つの建物が繋がっていて、それぞれ建てられた時代が違っている。

オリンピック風呂

まずは内湯。

東京オリンピックが開催された1964年に浴場がオープンしたのでそう名付けられたという。

通路には当時県庁で使用されたオリンピックの聖火台が置いてあり、どうやら白布温泉の石を使っているらしい。

1991年に改装され、現在は男性用が18m、女性用が15mもある。

とにかく長い。少し寒くなってきたせいか湯気も多いので端が見えにくいほど。

浴槽沿いに大きな窓が設置されていて、冒頭の白布大滝から続く大樽川渓谷を眺められる。

加水ありというものの温泉感は十分感じられ、湯花が舞い、ほんのり硫黄臭がするものの石膏臭が勝る。

露天風呂

内湯とはつながっていないので一旦服を着て移動。

入り口はいってすぐ脱衣所で、洗い場はなくてあとは湯に浸かるだけ。

屋根付きの半露天っぽい造りで、渓谷から流れてくるそよ風が気持ちいい。

湯温は内湯より若干低めでむしろ丁度良く、思わず長湯してしまう。

無色透明の湯は、白布らしいカルシウムの弱キシな肌ざわり。

硫黄の影響と思われる湯花が多く、硫黄臭は感知するかどうか微妙なところで、やはり石膏臭がする。

おわりに

温泉は効能などいろいろいわれるものの、一番大事なのは気分。

旅館の雰囲気とあわせて気分よく温泉に浸かることができる、非日常にお金を使う贅沢。

日帰り温泉でも十分楽しむことができた。

でも宿泊して米沢牛を食べ方がいいに決まっている。。。

以下、主に日帰り入浴者用情報

施設名 中屋別館不動閣(なかやべっかんふどうかく)
URL https://www.fudokaku.com/
ジャンル 旅館
アクセス 米沢駅から車で約30分
電話番号 0238-55-2121
源泉 白布第1号、第2号、第3号源泉
泉質 含硫黄-カルシウム-硫酸塩温泉
効能(適応症) 動脈硬化症、きりきず、やけど、慢性皮膚病、神経痛
筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり
うちみ、くじき、慢性消化器病、痔、冷え性、疲労回復
病後回復期、健康増進
源泉掛流し(湯使い) 〇 すべて掛け流し放流式、消毒なし、加水あり
料金 500円
営業時間 13:30~18:00
定休日 不定休
駐車場
サウナ ×
露天風呂
貸切風呂 〇 宿泊者のみ
休憩所 〇 日帰りプランのみ、2000円~
食事処 〇 日帰りプランのみ、3500円~
マッサージ ×
手ぶらデータ 内湯はシャンプー類、ドライヤーあり
露天はなし
備考 鍵付きロッカーなし
住所 米沢市関大字関1514

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