がまの湯温泉いいで旅館:飯豊町の老舗旅館ではカエルの口からお湯が出た

2021年10月閉業
飯豊町の住宅街の中を車で走ると、突如として温泉旅館があらわれた。
フラッと思い付きで立ち寄ってみることに。

日帰り温泉のようでそうではないと思いきややっぱりその通りで、旅館が併設されていて、別館まである。その佇まいは、地域に溶け込みすぎている。

「がまの湯別亭 游鯉がま亭」は、100年以上前の古民家を移築・改修して平成21年からスタートしており、基本、10人以上からの受付となっている。
日帰り施設に入ると右側に食事処があり、左を向くと完全に旅館の雰囲気だが受付があって親切に対応していただく。

旅館なのに公共感がある何だか珍しい感じ。演歌歌手のポスターがたくさん貼ってある。

このようなおみやげコーナーは、通常の旅館の売店とはまるで違う。センター系の温泉施設みたい。

通り過ぎて、奥の浴室へ向かう途中、休憩所らしきスペースが座敷っぽくなっていて、マッサージ機が置いてある。

脱衣所に入るとやたら綺麗に清掃されており、来るタイミングを疑問に感じてしまうほどでした。

その昔、傷ついたがま蛙が湯に浸り、傷をいやしていることから発見されて「がまの湯」、と言われている。
とかいう話が壁沿いに書かれていた。

源泉名の椿は地名だったんですね。
カエルになってみようと早速浴室へ。古傷を癒そう。
右手のガラス沿いに非常に大きな浴槽があり、左手にカランがある。

なぜか、イスの高さがそれぞれ違っている・・・

お湯はやはり塩素っぽい匂いがしている。かつては緑色に濁っていたらが、無色透明であった。
露天風呂に行くと、岩風呂っぽくなっていて温い。縁が岩になっている半岩風呂。
内湯よりも塩素臭がキツくてピリピリしそうな気がしないでもない。

カエルの口からお湯が投入され、あぁ、がまの湯なんだなと思い返す。

内湯の湯口もカエルがいる。メスっぽい。

もともと単純泉なのでシンプルな浴感。冷鉱泉なので加温していて、5㎞先から引いているお湯は、週一で交換をしているそうだ。
この辺りでは近くにない温泉施設かもしれないので、貴重なのだと思ったらそうでもなかった。
飯豊町は「しらさぎ荘」や「白川荘」、「湯ノ沢間欠泉 湯の華」まである温泉タウンなのだった。近々訪れてみよう。
施設名 | がまの湯温泉 いいで旅館 (がまのゆおんせん いいでりょかん) |
ジャンル | 日帰り温泉、旅館 |
住所 | 山形県西置賜郡西置賜郡飯豊町椿4494 |
電話番号 | 0238-72-3706 |
源泉 | 椿源泉 |
泉質 | 単純冷鉱泉 |
効能 | 神経痛・筋肉痛・関節痛・慢性消化器痛・冷え性・うちみ・運動麻痺・痔、ほか |
料金 | 大人400円 子供(中学生以下)150 円 |
営業時間 | 9:00~21:00(最終受付時間 20:30) |
定休日 | 火曜日 |
駐車場 | 〇 |
源泉掛流し | 加温、循環ろ過、塩素消毒あり |
サウナ | 〇 |
露天風呂 | 〇 |
貸切風呂 | 〇 |
休憩所 | 〇 |
食事処 | 〇 |
マッサージ | 〇 |
手ぶらデータ | リンスinシャンプー、ボディソープ |
備考 | ある意味傷を癒す最適な温泉 |
