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伊佐沢の久保桜:前代未聞の大掛かり手術中、まるでサルバドール・ダリの絵画のように。

 
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第1回・第2回CLIP山形編集長選抜総選挙1位、JRRC日本ラーメンライス評議会会長、JUA日本鰻重協会会長、全国いが餅選手権大会代表理事会長。 自称フランス人

樹齢約1200年と伝わるエドヒガンの古木。東北地方有数の桜の巨木で、樹高13.85m、根周10.8m、幹周8.1mにもなる。

江戸時代には枝が4反(40アール)にも広がる事から「四反桜(よんたんざくら)」の名でも親しまれていた。

1924年(大正13年)12月9日に国の天然記念物に指定された。

何年か前の写真

2018年の写真

さらに衰えた気がする。。。

桜の開花期間中は、「さくらまつり」が開催され、多くの観光客で賑わい、夜にはライトアップが実施されて幻想的な雰囲気に包まれる。

2006年より専門家の助言を受けて樹勢回復の処置が計画的に行われており、補強されたその姿はまるで、サルバドール・ダリの絵画のようである。

「焼いたベーコンのある自画像」1941年

口碑によると、幕末の頃、乞食が桜の根元のほこら(洞)に宿って炊事をしたところ、火が木に燃え移り、朽ちた部分を燃やし、養分の通う皮の部分まで焼いたため、大枝2本、その他の枝が枯れ落ちて、樹形が一変してしまったといわれる。乞食のたき火の事故の後、土地の人々は残った枝に支柱を立て、柵をめぐらして桜の保護を続けた。現在でも60本余の支柱が、久保桜を支えている。 一見、連理の桜のように見えるが、これは2006年から行われている樹勢回復作業・老朽化によるものである。
最終目標は「2本の木のように見えるようになった久保桜に、新たな根(不定根)を発生させて、それを地面まで誘導し、太い根に育て、やがてはその根を幹に転化させ、昔の1本の巨木に戻す」ことであり、5~10年ほどの期間を要する計画となっている。
wikipediaより

置賜さくら回廊の一つ。

開花期間中は臨時駐車場、臨時トイレが増設される。

2018年再訪

エドヒガンを中心にして周囲をグルッと回るように観光客は移動する。その外側にも桜が咲いていて、間をくぐりぬけるように通過していく。

最近は台湾からの観光客誘致を意識して、特別席が用意されたりしている。

日本人相手にもあっていいと思いますがね・・・

横から見ると奥の満開の桜と重なり、綺麗に咲いているように錯覚する。

入り口付近では桜を保護するための協力金を払う人がたくさんいた。

名称 伊佐沢の久保桜(いさざわのくぼざくら)
見頃 4月中旬~下旬
規模感 ☆(小)
ライトアップ 日没から22時まで
料金 無料 保護協力金あり(募金)
駐車場 あり(無料)
問合せ 0238-84-2111/長井市商工観光課
アクセス 長井駅から約10分
備考 常設トイレ有
所在地 長井市上伊佐沢2027

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