大曲の花火:そうだ、見に行こうと思い立ったが吉日
朝4時に起きてしまいました。
なぜか眠れない。
そうだ、大曲行こう。
近いようで遠い
山形から13号バイパスを北進し、ときどき現れる無料の高速道路を何度か利用しながら約2時間半、大仙市大曲駅前の「大曲ヒカリオ 駐車場」に車を停めます。
最初の2時間無料で、1時間毎100円という驚異的な安さ。
付近で提供されている多くの駐車場は1日3000円などが多く、花火終了後深夜0時まで出ることができない。混雑解消とかあるんでしょうね。
近くの土地を持っている人や企業が場所を貸して、100台×3000円=30万円の売り上げを1日で稼ぐ人もいる。
撮影場所の確保
一旦休んだ後、もう一度出発し車で付近をグルグルまわります。
ネットで撮影場所など調べてこればよかったものの、思い付きで出発したので勘で探します。
なんとなく打ち上げの観覧者席と反対側の農道あたりがよさそうなので、車を戻してから歩いて向かいます。
地図上でみるとまっすぐ西側なのでラッキーと思いきや、打ち上げ場所の正面はもう少し南側でした。
なので撮影するとこんな感じにナナメになってしまう。
これはこれでいいか。
この農道にはすでに場所取りのためにテープを貼ったり、シートを貼ったりしている人がたくさんいて、いい場所は朝10時に訪れても遅かったみたい。
隣に座ることになる山寺出身のおじさんは朝4時に確保していたらしい。
山形人が本気で撮影するなら前泊しなきゃいけない・・・
観賞場所
ただ鑑賞するだけなら、どこでもよさそう。
川の東側に有料席があり、今年(2018年)から無料席はなくなったらしい。しかし当日訪れても早ければ1000円の席を確保できます。
有料席の周囲、堤防沿いには黒い幕が張られ席の様子を見る事は難しい。
打ち上げ場所北にある橋の上から見るとこんな感じ。
南側の橋の上にも幕が張られて様子は見られない。
モノ好きのキャンプ
前日入りしてテントを張ってキャンプしている人は随分モノ好きだなぁと思っていましたが、一度見た感動を味わうと気持ちを理解できます。
付近の宿泊施設は恐らくかなり早い時期に予約しなければいけないだろうし、安くはないはずだし、雨天決行らしいですが花火が中止になったらどうしようかとなる。
それならバーベキューでもやって盛り上がりながら花火を待つのは楽しそう。
まぁ、やらないけど。
民泊もあるらしいので、計画はお早めに。
暑さ対策
場所を確保したら一旦涼しいところに移動する人がほとんど。
駐車場まで戻ろうと途中まで行ったところで、身体が悲鳴を上げてギブアップ。
異常なほど汗をかいて、足が痛くなってきて、意識がもうろうとしてきたので、そこらじゅうで売っているババヘラを何度も食べて意識を回復します。
危なかった。
トイレに行きたくないので、水分をとらないようにしていたのでラリッてきたのかもしれない。
常連は自転車でやってくるのだ!
そんなことも知らずに、ほぼ1日中外で座っていたら日焼けというか大ヤケドしました。
数キロ離れたコンビニまで行く気力もなく、手のひらも汗でビタビタしたまま、日が暮れて気温が下がるのを待つしかありませんでした。その姿はまるで試合直後の矢吹ジョーのよう。
Twitterフォロワーさんにはご心配おかけしました。
必要な持ち物
記録用として記載します。
・日傘(気合入れてテントでも可)
・日焼け止めクリーム
・折り畳み自転車(小型自転車)
・スマホ用予備バッテリー(意外に重要)
・場所確保用ガムテープ(シート)
・重石(テープが剥がれるので)
・クーラーボックスや氷的なもの
・薬など
昼花火
日が暮れる直前くらいになると急に人が増えてきて、団体客による大名行列になります。
4万人の町に70~80万人が1日で押し寄せる様子は異様。
17時半からスタートする、はじめてみる昼花火でした。
煙に色が付いていたり。
夜花火
18時50分にスタート。
この時になってようやく場所がイマイチな事に気が付きます。
これはこれでイイような気もしてくるのは不思議。
ひたすらシャッターを切り続け、ただ何となくのタイミングで運まかせの撮影。
広角で撮影したのに花火が大きすぎて入りきらなかったり。
爆撃されたような写真になったり。
ナパーム弾打ち込まれたみたいな写真になったり。
その中でもよかったのはコレかな。100枚に1枚程度いいのが撮れます。
帰りの渋滞地獄
21時40分頃花火が終わり、歩き渋滞に巻き込まれて22時40分頃駐車場に到着。
早速、出発して1時間半が経過しても1㎞くらいしか進まない状況。
たぶん、スムーズに動くようになったのは2時間くらい経過してからで、それでもまだ大曲にいました。
多くの人は高速道路に向かうでしょう。
山形方面なら無理に有料の高速道路は使わなくてもいいので、渋滞を避けて農道を南下すべきでしょう。
家に到着したのは3時半なので、帰りは約5時間かかりました。行きの倍です。
24時間以上起きていることになるので、日帰りはその覚悟が必要ということか・・・次回は宿泊しよう。
カメラのおはなし
光の色によって“飛び方”が違います。青や緑は飛びにくく、黄色や白っぽいのは短時間露光でも飛びやすくなります。
NDフィルターを付けずに撮影を行いましたが、付けた方が良さそう。
オススメ設定は以下の通り。
ISO感度:100
絞り:F11
WB:太陽光(好み)
SS:bulb
備考:フィルタ(ND4)、三脚、レリーズを使う。
バルブに設定して写したい時間を切り取ります。
通常、暗くしたいときは絞りで調整しますが、回折現象に注意。
花火専門のプロカメラマンでもF13や16とか言いますが、レンズによってはF13でも回折現象が起きます。
オススメはやはり、F11にしてNDフィルタ(ND4など)を使用。
回折現象について:参考はこちら
まとめ
日帰りは本当に辛いのでオススメしません。
汗かいてもシャワー浴びなくて平気な人は車中泊でいいでしょうけど。
辛い思いをしても、超感動な花火大会はやはり魅力的。
1日で70~80万人が訪れる町を見るのは、それはそれで記念でいいかも。
名称 | 全国花火競技大会・大曲の花火 (ぜんこくはなびきょうぎたいかい・おおまがりのはなび) |
URL | https://www.oomagari-hanabi.com |
開催日 | 主に8月最終土曜日かな |
開催時間 | 昼花火 17:30~ 夜花火 18:50~ |
駐車場 | いろいろ |
料金 | いろいろ |
問合せ | 0187-62-1262/大曲商工会議所 |
備考 | 観覧席での三脚使用は禁止 掲載写真は合成しておりませんw |
開催地 | 秋田県大仙市大曲雄物川河畔 (大曲の花火公園) |
合成してみた。