レンズ一体型カメラ「Zeiss ZX1」が面白すぎるので書いてみる
ネットのカメラ界隈で盛り上がってきたので便乗しない手はないと、ドイツのメーカーが発表したレンズ一体型カメラについて書いてみる。
コンデジっていうほどコンパクトではないので、レンズ一体型カメラか。
カールツァイス(Carl Zeiss)
超ザックリいうと日本でカメラ企業が誕生する以前から存在するドイツが誇る老舗中の老舗メーカーで、紆余曲折な歴史があって翻弄されて現在に至り、調べるとややこしいので割愛してしまう企業。
ツァイスのレンズは使ったことがないし、詳しくはわからないのでマニアな人は読まないでね。
ツァイスのレンズ使ってる人はマニアだったり、ある特殊な領域に到達した人など、単なるカメラ好きではないと思う。
Zeiss ZX1
そのツァイスが新しいレンズ一体型カメラを発売する情報が入ってきたのは9月終わり頃のこと。
レンズ製造のイメージが強く、ボディってそんなに作っていないはず。
そのフォルムは余計なものをそぎ落とし、モノリスのようだという人は少なくない。
筆者も見た瞬間そう思った。
余計なものがないので、カメラ上部のシャッター、ISO、SSのダイヤル、そしてレンズ部のみが操作部分となっている。
一覧にするとこんな感じ。
発売日 | 2019年初頭 |
センサー | Zeiss設計 35mm(36×24mm)センサー |
画素数 | 3740万画素 |
焦点距離 | 35mm |
絞り値 | F2-22 |
レンズ | 5群8枚、Zeiss Distagon T*レンズ |
最短撮影距離 | 30cm |
レンズフィルター | 52mm |
ISO感度 | 80-51200 |
連写 | 3コマ/秒 |
AF | AF-S、AF-C、MF |
AFエリア | 255点 |
モニター | 4.34インチ、可変なし。 |
タッチパネル | ○ |
シャッタースピード | 1/8000-30秒 |
RAW撮影 | ○ |
Wi-Fi | ○ |
Bluetooth | ○ |
メモリーカード | スロットなし |
内蔵メモリー | 512GBのSSD |
備考 | LightroomCCがインストール済み |
まだ不明な点は多く、価格の発表もまだ。
画像処理エンジン、ズーム有無、バルブ撮影、手ブレ補正、NDフィルターは付けられるか、いろいろ不明。
連写は3コマ/秒なので遅い。
モニターが4.34インチとデカくて、固定式。チルトにならないが、個人的に不便とは思わない。
512GBのSSDが内蔵メモリーに搭載され、カードスロットがないのでSDカードなど使わなくなる。素晴らしい!
USBにつながるので、それを利用するか、WiFiかBluetoothで転送することになる。というか、最初からLightroomがインストールされているのでWiFiでダイレクトに送ってしまえばいい。
撮影したらそのままカメラを使って現像し、ダイレクトにSNSでシェアするなりメールで送るなりできてしまう。「撮影」して「現像」して「シェア」するまでをカメラひとつですべてやってしまう。素晴らしい!RAWで撮影できるスマホのカメラ部分を超本格的にした感じ。
だからこそのモニターの大きさ。
これは斬新というより当然の流れ。
OSは何なのか、他のアプリは入れられるのではないか?など好奇心を刺激する。
ズームがあるのかどうかはわからないが、プロモーション映像を見ると単焦点のような気がする、なんとなく。
4K動画の撮影も可能で、スマホと連携してリモート操作が可能になる。
内臓ストロボはなく、ホットシューがあり外付けストロボを搭載できる。
スマホで撮影してすぐにシェアしていたイマドキの若者が大枚はたいて本格的な領域に踏み込んでスナップで使用するか、マニアが購入するか。
センサーはソニー製ではなくて独自設計との発表。ってことは高くなるのだろうか。
予想価格は40万円くらいかなぁ・・・趣味で購入する値段ではない。