山王くらぶ | 酒田市・観光
明治28年建築の料亭「山王くらぶ」が、現在は観光地になっていて外観は豪勢です。当時は宇八楼と称し、老舗料亭として日本画家の竹久夢二が何度も足を運んだ事でも有名です。
2階の広間は40帖ほどあり、その他に数寄屋風の茶室、土蔵の客室、床の間、組子入建具、襖の引き手など、当時の料亭建築を知る事ができます。
館内には、北前船で賑わった時代を中心とした展示エリアと、日本三大吊るし飾りの酒田傘福の常設展示室などがあります。
傘福(かさふく)とは?
山形県酒田市周辺で飾られるつるし飾り。笠福とも表記される。
発祥は定かではない。
江戸時代において酒田は米の積み出し港として栄え、北前航路(西廻り)を通じて京都との交流があったことから、北前船によって伝えられたものと考えられている。
また、1765年に酒田市の豪商・本間家3代本間光丘は、京都の祇園祭山鉾巡行に習い、山王祭りを盛大にすることによって酒田の町を活性化させようと京都の人形師に山車製作を依頼した。このとき運ばれてきた山車の上段にあった傘との関係も指摘されている。なお、この山車は酒田の亀ヶ崎城にちなんで亀鉾と呼ばれている。出典:ウィキペディア
現在でも庶民が商売繁盛、子孫繁栄、厄払いなどの願いを意匠にした細工物を作り、傘につるして観音堂に奉納する風習があります。
文部科学省の登録基準を満たしている事から平成15年(2003)に国登録有形文化財に登録されています。
名称 | 山王くらぶ(さんのうくらぶ) |
所在地 | 酒田市日吉町2-2-25 |
駐車場 | あり |
営業時間 | 9:00〜17:00 |
予算 | 大人 310円 (240円) 高校・大学生 210円 (170円) 小・中学生 100円 (80円) ※( )は団体20名以上 ※特別展は別途 |
休み | 12月〜2月の火曜日(火曜日が祝日の場合は翌日) 12月29日〜1月3日 |
問合せ | 0234-22-0146 |