滝の湯:味噌汁ではないダシの効いた温泉
小野川温泉に3つある公衆浴場「小町の湯」「尼湯」を巡り、最後に「滝の湯」にやってきました。
源泉は他の公衆浴場と共通した協組4号源泉の他、協組5号源泉が加わっています。その違いなんてわかりませんが、それぞれの浴場には雰囲気があるので違う温泉のように感じます。
場所は飲泉所と足湯がある旅館組合駐車場脇の道路向かいにあり、車は入り口前に駐車できます。滝の湯は2015年1月にリニューアルされたのでとても綺麗でした。かつての地味で目立たない外観とはだいぶ変わってモダンになり、内部はスタンダードな公衆浴場といった趣があります。
チケットはかつて近所の商店などで購入していましたが、券売機も設置されて利用しやすくなりました。
中に入るとタマゴ臭が漂っていて、すぐ下駄箱があり隣に脱衣所があります。できたばかりなので綺麗でした。
他の公衆浴場と同じく無人で受付などはなく、お客も無人でした。尼湯同様、温泉を利用した床暖房でした。
貴重品を100円の鍵付きロッカーに入れて、さぁ入ろうと思った矢先に気が付いたのですが、この100円は戻らないのです・・・気を付けましょう。
浴室は何の気を衒うわけでもなく、ありがちな銭湯のようなスタイルでした。
全体的に地味な中、ケロリンの黄色い桶だけが目立ちます。完全掛け流しの湯使いで、どんどんオーバーフローしていき洗っているときに足元をお湯が通過していくのが気持ちいいものでした。
なんと、シャワー付き!これは他の浴場にはなかったです。
お湯に浸かり、上をみると珍しい形状の天井と出会います。まぁ、空気が抜けていくってだけでしょうけど。
よく見ると白い湯華が舞っています。新鮮でタマゴ臭がして無色透明で白い湯華が舞うなんて・・・それだけなら蔵王温泉みたいですが、塩気があって舐めると全く違う「ダシの効いた温泉」なのでした。ちなみに蔵王温泉は酸性が強すぎてレモンみたいに酸っぱい味がします。
香ばしい飲みたくなる温泉は浴感滑らかで、ツルンとしています。
この気持ちよさはたまらなく、湯口に頭を突っ込みたくなるほど。頭から浴びて、味噌汁のように飲んでみたい。
施設名 | 滝の湯(たきのゆ) |
ジャンル | 日帰り温泉、公衆浴場 |
住所 | 山形県米沢市小野川町2501 |
電話番号 | 0238-32-2740 小野川温泉旅館組合 |
源泉 | 協組4号源泉、協組5号源泉 |
泉質 | 含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉 |
効能 | 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節こわばり、うちみ くじき、慢性消化器病、痔、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進 きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、糖尿病 |
料金 | 250円(小学生以上) |
営業時間 | 6:00~21:00 |
定休日 | × |
駐車場 | 〇 |
源泉掛流し | 〇 |
サウナ | × |
露天風呂 | × |
貸切風呂 | × |
休憩所 | × |
食事処 | × |
マッサージ | × |
手ぶらデータ | × |
備考 | 自動施錠 |