大井沢温泉館 湯ったり館：現世から隔離された桃源郷のような森林浴温泉

2016-05-11

2018-11-16

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武田編集長

　

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武田編集長

第１回・第２回CLIP山形編集長選抜総選挙1位、JRRC日本ラーメンライス評議会会長、JUA日本鰻重協会会長、全国いが餅選手権大会代表理事会長。 自称フランス人

寒河江方面から水沢温泉館を横ぎり、月山ダムを通り過ぎます。

さらに何度かトンネルを潜り抜けるとやがて絶景に囲まれます。バイパスを降りて南下し、寒河江川のせせらぎしか聞こえてこないような道路を走り続けました。

大井沢の道路沿いにある駐車場からは鏡のように反射する寒河江川には陸橋と月山が映っています。

CLIP山形さん(@clipyamagata)がシェアした投稿 – 2018年 5月月29日午前6時23分PDT

すると民宿が目立つ集落(限界とは言ってない)に出くわし、その中に施設があらわれました。

「大井沢温泉館 湯ったり館」でした。

しばらくすると建物前には「移動とこや」とペイントされたトラックが現れました。いろいろあるもんですね・・・

大自然に囲まれ、施設は畑の中央にある牧歌的すぎる場所。そういう意味では県内トップクラス。早速、券売機で入浴券を購入して中に進むと、西川杉をふんだんに使ったぬくもり感が歓迎してくれます。

ロビーを横目に早速浴室へ。月山と朝日に分かれた浴室は、定期的に男女が逆になります。

朝日は「石造り」で月山は「木造り」と、浴室内の作りが違っている。今日は朝日へ。

脱衣所にも西川杉がこれでも食らえと利用されていました。

洗い場の反対側、２方向に巨大ガラス張り（目隠しガラス）の浴室はとても開放的。畑を耕すおばあさんまで見えます。

浴槽は7～8人程度入れる広さ。お昼頃のせいか、他にお客がいないのがさらに開放感を増していく・・・

露天風呂はないが、ベランダがある・・・フ〇チンで外に出ても誰も見ないだろう。

お湯は無色透明で、匂いはなく、トロみがある。羽根沢のようなトロみというより、肌ざわりヌルヌルに近い。

CLIP山形

羽根沢温泉 共同浴場 | 鮭川村・日帰り温泉

https://clipyamagata.com/hanesawaspa

トトロの木（2015年9月撮影）鮭川村の農村を走りつづけるとトトロの木があり、のどかな農村地帯を眺めながらさらには山間を潜り抜けます。しばらくすると、ようやく看板が見えてきます。この辺りは夏場になると川辺でホタルが舞います。まもなくして小さな温泉街が突如現れ、急に別世界に来たように錯覚します。大正8年（1919）に石油会社が行った、石油発掘のためのボーリングによって温泉が湧出したといわれています。公衆浴場があると聞いたものの、一体どこにあるのかよくわからず大きめの駐車場にとりあえず車をとめると、川沿い...

湯口からなみなみ注がれる源泉かけ流しの湯は、浴槽内で循環処理されているので半循環。

成分表を見ると蒸発残留物が9829㎎/kgと濃厚な温泉で、塩分濃度が高いのと硫酸イオンが1677㎎/kgなのが特徴的。かつては芒硝泉と言われたナトリウム硫酸塩泉で、高血圧症、動脈硬化症、外傷などに効果的とされています。

一部、熱狂的なファンがいるらしく、移住して毎日入る人がいたり、入浴していたおじいさんは遠く米沢からやってきていました。

一部情報提供：ユーザー様