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赤倉温泉 湯守の宿 三之亟:江戸時代から続く老舗旅館の浴槽は創業当時そのままだった

 
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第1回・第2回CLIP山形編集長選抜総選挙1位、JRRC日本ラーメンライス評議会会長、JUA日本鰻重協会会長、全国いが餅選手権大会代表理事会長。 自称フランス人

内陸から向かう場合は舟形まで高速道路で行って、そこから東へ向かって国道47号線に入ってひたすら走り続けるか、と思いましたが尾花沢から県道28号線を通って森林や田園で目の保養をしながら、途中で山刀伐峠(なたぎりとうげ)付近にあるハス園を眺めてから向かう事にしました。

まぁまぁ遠いです。赤倉温泉。

旅館「三之亟(さんのじょう)」では夏場になると敷地内の池に睡蓮(スイレン)が咲き、当サイトの独断では県内No.1の綺麗なスイレンと勝手に決めています。

名称は創業者の高橋三之亟そのままで、江戸時代に創業する老舗旅館です。

建物の外観からは想像がつかないほど内部はとても広く、受付で場所を聞きましたが途中で迷ってしまいました。

和風の懐かしさが漂う建築で、それも一見の価値あり。

岩風呂、露天風呂、ひょうたん風呂の3か所ありますが、この日は他が掃除ということで岩風呂に案内していただく。

露天風呂とひょうたん風呂は男女交代制になっており、時間帯によって決められています。

岩風呂は混浴か、女性専用になっていて通常は男性専用というのはなさそう。

これらは変動がありそうなので要確認。

浴室に入ると壮観で、江戸時代に安山岩をつるはし1本でくりぬいた浴槽をそのまま今でも使用している。

10人程度入れそうな広い浴槽、隣にもう少し小さい浴槽、階段を上がって打たせ湯兼用の小さめの浴槽があります。

源泉は熱いので旅館のすぐそばに流れる小国川にパイプを通して調整しています。源泉100%で鮮度が高く、お湯がキラキラしているのが印象的でした。

室内の壁にはいくつか文字らしき刻みがあったり、それはそれで味というか。。。

浴感は「赤倉ゆけむり館」のようなヌメッと感がなく、恐らくカルシウムの違いだろうか肌に吸い付く感じがなくてスッキリしている印象があります。

石膏臭はするうえ、無色透明のナトリウムの芒硝的な感じもある。強くはないものの硫酸塩温泉のキシキシ感があり、かといって少しトロみがある。

ナトリウム167.1mg/kg、カルシウム164.1mg/kgと同じくらいの成分量だからだろうか・・・これは凄いかも。

ちなみに硫酸イオンは651.9mg/kgと高い数値。

湯温が非常に高いと耳にしますが、そうでもなくて丁度いい湯加減でした。夏場の熱すぎる時期は加水することもあるのだとか。

情報提供:フォロワー様

以下、主に日帰り入浴者向け情報。

施設名 赤倉温泉 湯守の宿 三之亟
(あかくらおんせんゆもりのやどさんのじょう)
URL http://3nojo.com/
ジャンル 旅館
アクセス 赤倉温泉駅から車で5分以内
電話番号 0233-45-2301
源泉 三之亟1号源泉(岩風呂)
三之亟2号源泉(露天風呂・ひょうたん風呂)
泉質 カルシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉
効能(適応症) 一般適応症に準しる
きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病
糖尿病、高血圧症、動脈硬化症、神経痛、筋肉痛
関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ
くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期
疲労回復、健康増進ほか
料金 500円
営業時間 10:00~16:00 要確認
定休日 なし
駐車場
源泉掛流し
サウナ ×
露天風呂
貸切風呂 〇 日帰り入浴は利用不可、要予約
休憩所 〇 要予約、弁当付きプラン
食事処 〇 要予約、弁当付きプラン
マッサージ ×
手ぶらデータ シャンプー類、ドライヤーほか
備考 鍵付きロッカーなし
日本秘湯を守る会会員の宿
住所 山形県最上郡最上町富澤884

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