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CLIP岩手:はじめての岩手、寺社仏閣を巡る平泉の旅

 
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第1回・第2回CLIP山形編集長選抜総選挙1位、JRRC日本ラーメンライス評議会会長、JUA日本鰻重協会会長、全国いが餅選手権大会代表理事会長。 自称フランス人

山形県人、特に内陸在住者にとって隣の県イコール宮城になりかねないうえ、秋田や福島なんてとても遠く感じている人は少なくないはず。

岩手は確かに遠いけど、新潟なんて遠い国のようだ。

岩手は山形に隣接していないものの、ほぼ隣の感覚はないわけでもない。やはり同じ東北ってだけで新潟とはまるで違う想いがあるのかもしれない。

平泉へのアクセス

仙台駅から電車で約1時間

山形市から車で向かうと高速道路で約2時間、有料道路を使わなければ約3時間は必要。

有料道路を使わないでまったり移動したものの、ほとんどが農村地帯か山道なので・・・飽きる。

中尊寺

メインイベントにいきなり行ってしまった。

有名なので詳しい説明は省略。2011年、世界遺産登録(構成資産)。

付近の駐車場は有料しかなく、本堂に近い坂の上駐車場は500円(普通車)、それ以外に第一・第二駐車場は400円(普通車)となっている。

参道

第一・第二駐車場から本堂へ向かって歩いて行く参道は、新緑の季節だけに緑一色で覆われたトンネルになっていた。

本堂

本堂付近に着くと煙の匂いがしてきたので立ち寄って好きなだけ煙を浴びる。

本堂入り口にある本坊表門の屋根のフォルムに惹かれる。

金色堂

参道はずっと坂道になっていて、本堂は中尊寺敷地全体の中央にある。

さらに坂を上っていくと讃衡蔵があり、金色堂がある。

当然ながら屋内は撮影禁止。でも検索すると浴びるほど出てくる。

平安時代の超絶技巧が集結したお堂全体を金箔で覆い、親子四代の遺体が安置されているというブッ飛んだ建築物。

その外側がガラスで仕切られているので、指一本触れることはできない。

スポット名 中尊寺(ちゅうそんじ)
URL http://www.chusonji.or.jp/
TEL 0191-46-2211
参拝時間 3月1日〜11月3日/8:30~17:00
11月4日〜2月末日/8:30~16:30
参拝料金 大人800円
団体割引、高校生以下料金設定あり
休み なし
駐車場 あり
第一・第二駐車場 400円(普通車)
坂の上駐車場 500円(普通車)
住所 岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202

毛越寺

開山は中尊寺と同じく円仁。

かつては中尊寺をしのぐほどの規模と華麗さであったという。

2011年、世界遺産に登録されている(構成資産)。

浄土庭園

仏堂と苑池とが一体として配された庭園のことをいうらしい。

とても景観が美しいのに、まともに撮影できた写真はなかった。

本堂前に戻って煙を浴びよう。

特に頭に浴びた。。。

スポット名 毛越寺(もうつじ)
URL http://www.motsuji.or.jp/
TEL 0191-46-2331
参拝受付 8:30~17:00
11月5日~3月4日は16:30まで
参拝料金 500円(大人個人)
その他団体割引、高校生以下料金設定あり
休み 無休
駐車場 あり
300円(普通車)など
住所 岩手県西磐井郡平泉町平泉字大沢58

観自在王院跡

毛越寺のすぐ隣にある藤原基衡の妻が建設した寺院跡。

現在は子供たちが遊ぶ史跡公園となっている。

2011年、世界遺産に登録された(構成資産)。

観自在王院とは阿弥陀堂のことで、大阿弥陀堂と小阿弥陀堂があったらしい。

東西約120メートル、南北約240メートルと広い。

北の方には舞鶴が池があり、90メートル四方の正方形になっている。

実はこの池も浄土庭園だった。

スポット名 観自在王院跡
(かんじざいおういんあと)
URL http://hiraizumi.or.jp/archive/sightseeing/kanji.html
TEL 0191-46-2110/平泉観光協会
入園時間 24時間
入園料金 0円
駐車場 毛越寺となりの町営駐車場など(有料)
住所 岩手県西磐井郡平泉町平泉字志羅山地内

無量光院跡

かつては、藤原秀衡が京都の平等院鳳凰堂を模して建立した寺院だった。

2011年、世界遺産に登録された(構成資産)。

どこからどう撮影すればいいのかさっぱりわからなかったが、これでよかったみたい。駐車場から撮影しただけなのに運がよかった。

中心線は西の金鶏山と結ばれており、その稜線上に沈む夕日に極楽浄土をイメージした、浄土庭園の最高傑作といわれています。 だそうです。

奥州藤原氏の滅亡以降、無量光院は度重なる火災で焼失し、現在は地跡や池が残るのみ。

まったく人がいなかった。

スポット名 無量光院跡
(むりょうこういんあと)
URL http://hiraizumi.or.jp/archive/sightseeing/muryo.html
TEL 0191-46-2110/平泉観光協会
営業時間 24時間
料金 0円
駐車場 あり(無料)
住所 岩手県西磐井郡平泉町平泉字花立地内

達谷窟毘沙門堂

坂上田村麻呂が征夷の記念に毘沙門天を祀った岩窟。自身が建立した京都の清水寺をまねた懸崖造りになっている。

言われてみれば似てる。

お堂内部の撮影は禁止なので、その良さは伝わりにくい。

内部の雰囲気は独特で説明が難しい。荘厳というか、尊く、気高く、参拝者は声を出しにくいような。

僧侶?は、いつまでもお経を唱えている様子だった。

なので、お寺さんなのかなと思ったら境内入り口に大きな鳥居があったので神仏習合の社寺だった。

護符「牛玉寳印」は最強の御札とされ、貼れば「悪鬼を払い福を招く」とされているので買わない選択はなかった。1000円。

岩面大佛

西側の端には岩壁に刻まれた大磨崖仏があった。

「前九年の役と後三年の役」で亡くなった敵味方の霊を供養するために、源義家が馬上より弓弰(ゆはず)で彫りつけたと伝えられている。

ゆはずとは弓の両端の弦をかける部分だと思う。

明治29年の地震で胸から下が崩落してしまったという。

スポット名 達谷窟毘沙門堂
(たっこくのいわやびしゃもんどう)
URL http://www.iwayabetto.com/
TEL 0191-46-4931
参拝受付 4月1日から11月23日まで8:00〜17:00
11月24日から3月31日まで8:00〜16:30
参拝料金 大人個人300円ほか
休み 無休
駐車場 あり(無料)
住所 岩手県西磐井郡平泉町平泉字北澤16番地

正法寺

こちらも達谷窟毘沙門堂と同じく内部の撮影は禁止なので、その良さは伝わりにくいが絶対に訪れたいところ。

場所は平泉から少し離れてるけど。

大梅拈華山圓通正法寺は、南北朝時代の貞和4年(1348)無底良韶禅師によって創建された東北初の曹洞宗寺院。

日本一の大きさの萱葺き屋根を持つ本堂で知られ、内部に入ると外観からは想像もつかないほどのスケールに圧倒される。

職員(僧侶?)の方はとても丁寧に受け答えしてくれる。

開山堂から見る本堂

絶景。

夕方なら尚更だろう。

無料のお茶とコーヒーと菓子を頂いた。

近くにいた職員(僧侶?)の方は気を遣って席を外してくれた気がする。

旅のシメに強烈な体験をさせていただいた。伝わりにくいけど。

スポット名 正法寺(しょうぼうじ)
URL https://shoboji.net/”
TEL 0197-26-4041
参拝受付 9:00~17:00(11月~3月は16:00まで)
参拝料金 大人500円ほか
休み 無休
駐車場 あり(無料)
住所 岩手県奥州市水沢区黒石町正法寺129

芭蕉館(ランチ)

夕方外食しようとしたら、ほとんどのお店が閉まっていたので翌日の昼に訪れてみた。

岩手に来たんだから「わんこそば」でも食べないと、と訪れた駅前のお店。

とにかくお客が多くて忙しそうだった。

主なメニュー

わんこそば特 2500円
わんこそば 2000円
天ざる 1150円
三代そば 1150円
もりそば 580円
ほか

わんこそば

元祖盛り出し式 らしいよ。

1段12杯、2段あるので24杯。

追加1段無料だというが、わりとお腹いっぱいなのでやめた。

こんなに食べ続けたら途中で飽きるのでは?と思うなかれ、薬味がいっぱいある。

イメージしている「おばちゃんが一方的にタレめがけて麺を入れてくる」方式ではない。

味は・・・蕎麦の味。

店名
URL http://www.bashokan.co.jp/
ジャンル そば、定食ほか
TEL 0191-46-5155
営業時間 10:00~15:00
定休日 12月~3月は木曜日
定休日が祝日なら営業
駐車場 あり
予算 ~3000円
いろいろ
住所 岩手県西磐井郡平泉町平泉鈴沢3−1

旅館 舞鶴(宿泊)

毛越寺のすぐ近くにある旅館で、素泊まり1人5,000円でお釣りがきた(2人利用時)。

おそらく出来たばかりなので、新築のいい香りがしていた。

部屋も綺麗。

旅館で食事をしたい人向けにもちろん、そういうプランもある。

チェックイン後、ゆっくり出かけて目の前の観自在王院跡で寝そべったり、食事に出かけたりして過ごした。

歩いてすぐ近くに平泉温泉があるので、日帰り入浴に行くのも可。

施設名 旅館 舞鶴(りょかんまいづる)
URL http://www.maizuru-hiraizumi.com
TEL 0191-78-4070
住所 岩手県西磐井郡平泉町平泉志羅山130

おわりに

初の岩手旅行は強烈な体験だった。

文章で説明するなんてできないし、撮影禁止の場所を実際に目にしないと平泉の良さは伝わらない。

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