高畠町二井宿のホタル:ゲンジボタルとヒメボタルを両方鑑賞するの巻

高畠にはホタル出現ポイントがたくさんあるらしく、今回は2か所に訪れました。
毎年ホタルの鑑賞会が開催されており、二井宿地区公民館からガイドしてもらえます。

二井宿
国道113号線を宮城県方面へ進み、二井宿の交差点を右に曲がります。

すると住宅街になり、鄙びたというか人が住んでなさそうな家があったり、独特といえば独特。
街を撮影していたら珍しい客が来たと思われたらしく、怪奇なものを見るような眼差しを受けてしまいました。

まもなく公民館や、向かい合わせの小学校があったりしてこの付近に車を停めさせてもらいます。
大滝川
かつてたくさん生存した大滝川に来てみました。以前の大雨の影響で最近はあまり出現しなくなり、観賞会のガイドもこちらには来ないらしい。
小学校付近から移動して、郵便局方面に向かうと近くに大滝川が流れています。

ここから川沿いに左に曲がると街灯がなくなり、まだ明るいときは犬の散歩をする人をよく見かけました。
郵便局前の通り沿いは車が通ったりで灯りが邪魔になりそうなので、奥に進みます。

地図でザックリ示すとだいたいこの辺りでスポットを決め、明るいうちに何枚か撮影しておきます。
ホタルの撮影は合成しないと見栄えがよくならないので、ある程度明るい時に撮影した写真とホタルを合成します。
これはちょっと明るすぎますが、日が暮れた頃でいいかと思います。

ゲンジボタル出現
20時になる前、少ないながらゲンジボタルが出現しはじめます、といっても一度に1匹か2匹程度。
蛍との距離は近く、手の届く距離を飛んだりするので数が少なくても楽しめます。

それと人が少ない。というかいない。
このまま撮影し続け、合成するとこんな感じ。

場所を移動
場所を移動して、説明しづらい同じ二井宿の貝吹山山中に入っていきます。
高い森林の影響で月あかりもないところを通っていくため、異常に怖いです。
プロデビュー戦を控えた試合前のボクサー並みに震えます。
場所はこの辺りまで登ります。恐怖感は頂点に達して移動時間15分が1時間位に感じるでしょう。
ヒメボタル出現
こちらにいるのはヒメボタルで、ゲンジボタルと違って点滅が早く、なんだか忙しそう。
シャッタースピードを長めにすると綺麗な点線が描かれます。
ただ、暗すぎてピントをどこに置けばいいかわからず、撮影しながらマニュアルで少しずつ合わせていく作業が必要でした。
明るいうちに来なきゃダメですね。
こちらの蛍は数が多く、息を呑むほどの幻想的な美しさに惑わされ、体中を虫に刺されているなんて全く気が付かないほどです。
虫よけスプレーなど効果はありませんでしたが、それを圧倒的に上回る感動があったのでまぁいいや。
カメラのおはなし
今回は唯一所有している明るいレンズ「AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G」を使用しました。
APS-Cなのでフルサイズ換算で52㎜くらいの画角になります。
蛍の撮影としては、できればもう少し広角のレンズを使いたいところです。
設定は
SS 30秒
WB AUTO(あとで調整)
これらをほぼ固定して、あとはISO感度の調整のみにします。
最初のゲンジボタルは月あかりがあるのでISO200~400(ほぼ200)で十分でしたが、次のヒメボタルは月あかりすら入らない真っ暗な場所で、IOS感度は2000~6000などいろいろ試しながら撮影しました。多分、1000~2000でいいかもしれません。
安いレンズでここまで撮れればいいかなと。
ではまた次回。
名称 | 高畠町二井宿のホタル(たかはたまちにいじゅくのほたる) |
URL | http://takahata.info/ |
見頃 | 6月下旬~7月中旬 |
規模感 | ☆☆中 |
料金 | 0円 |
駐車場 | 蛍スポットにはない |
問合せTEL | 0238-52-1001/二井宿地区公民館(ゲンジ蛍とカジカ蛙愛護会) |
アクセス | 高畠駅から車で15分程度 |
備考 | 虫刺され注意 |
所在地 | 〒992-0301 山形県東置賜郡高畠町二井宿 |