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関山の啓翁桜:異世界を演出する桃源郷を見た

 
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第1回・第2回CLIP山形編集長選抜総選挙1位、JRRC日本ラーメンライス評議会会長、JUA日本鰻重協会会長、全国いが餅選手権大会代表理事会長。 自称フランス人

屋内で鑑賞用として目にする機会も多い啓翁桜を、出荷量日本一の関山で見てみたいと東根市内から少し離れた集落の先に向かってみた。

詳細

名称:関山の啓翁桜(せきやまのけいおうざくら)
見頃:4月中旬~下旬
規模感:☆☆中
料金:無料
駐車場:なし
アクセス:さくらんぼ東根駅から車で約15分
所在地:山形県東根市関山

アクセス

東根市街を抜けて市内高崎に入るとすでに啓翁桜が目に入る。黒伏山の麓に咲き並ぶ啓翁桜や、道路沿いにたくさんの淡いピンク色が彩っていた。

仙台方面に向かうと作並の手前にある東根市関山に到着する。

関山といっても広いのだが、バイパスから南側に降りていくと集落が現れる。

のどかな田園や啓翁桜に囲まれ、とても静かなところだった。

群生地帯

人工的に育てているいるのに群生って言い方も変だし、密生というか他に思いつかない。

集落の至る所に群生していて、東の少し離れた先にはモーゼの十戒のように道路が切り開かれ、異世界に突入するかのような錯覚に陥る。桃源郷と聞くこともある。

屋内でしか見たことがない人はその背の高さに驚くかもしれない。2メートルは優に超えている。

啓翁桜って?

なんだか花を近くで見ると彼岸桜(ヒガンザクラ)と似てると思ったら、彼岸桜と支那桜桃(しなおうとう、別称・唐実桜)を交配した品種だった。イメージする桜のような太い幹はなく、いくつかの枝がまとまって一つの株を形成する。

中国の桜桃と交配しているから桃源郷というわけか。

桜は寒い冬の休眠を過ごし春に暖かくなると咲く、という日本的な特徴がある。

啓翁桜は冬に咲く花だと思っている人がいるかもしれないが、それはハウスや温湯処理で促成栽培をして出荷しているもの。

早ければ12月後半から出荷するので正月に目にする機会もある。正月、ひなまつり、入学シーズン用などにわんさか売れるらしい。

関山では昭和40年代後半から栽培に取り組み、現在ではおよそ30万本を出荷している。

桃源郷

群生地周辺はとても静かで、誰一人見かけることはなかった。

桃源郷の原義については置いといて、俗世間とはかけ離れたような、急に別世界に来た気分であった。

啓翁桜だけでもなかったりする↓

ではまたー

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