瀬見温泉共同浴場 せみの湯 | 最上町・日帰り温泉

最上町が進めてきた瀬見温泉共同浴場「せみの湯」の建て替え工事が終わり、旧共同浴場の隣に新しい施設で2016年6月1日に営業を開始したとの情報を入手し、早速訪れてみることに。

やたら目立つ赤い橋を渡り、温泉街に突入します。

温泉街を歩くと、変わらない郷愁の街並み・・・

ちょうどこの裏に「せみの湯」はあります。旧公衆浴場と旧公衆トイレは今後、解体して駐車場として利用されます。

入り口には無料の屋根付き足湯があり、湯口の上には温泉卵をつくるスペースがあります。屋外にトイレがあるのはよいですね。

無色透明なお湯は卵臭が漂い、かなりそそられます。しかし、足をつけてみると・・・熱いです。冷まさないと無理でしょう・・・

入ってすぐ、右に下駄箱があり、100円バックのカギ付きロッカーがあります。

浴室入り口には、のれんをくぐった目の前に、↓写真ようなシステムがあります。400円を投入することで浴室へ繋がる自動ドアのロックが解除されます。

お釣りがでるようにはできていませんし、両替機もありません。100円しか入りませんので注意が必要です。

ところで、小学生以下は無料なのはいいですけど、どうやって入るんでしょうね。

さきほどのロッカーで100円玉を使ってしまったので、一旦外に出て近所の自動販売機で水を購入してお金をくずす事に。

また、同じ事を繰り返してロッカーに荷物を入れて、ようやくロックを解除して脱衣所に入る事ができました。

しかし、ここで気が付きました。タオルや着替えをロッカーに入れてしまっていたのです・・・

ロッカーに戻るとまた400円かかりそうなので、タオルなしでお風呂に入るに至りました。

脱衣所からは、浴室、トイレ、そして“ふかし湯”に繋がっています。ゴミ箱はなく、持ち帰りを促されます。

全木造のふかし湯は、できたばかりなので当然キレイです。穴からは熱気が上がってきました。（湯気が上がってくるそうです）

浴室に入ると内湯が二つ（なごみ湯）あり、源泉に近い浴槽が高温で、そのとなりが適温の湯となっています。光の加減で違った色に見えますが、同じお湯です。

竹製の温泉冷却装置『 湯雨竹（ゆめたけ）』を備え、源泉を加水せずに冷ましています。加水しない努力というのは評価されるべき！

↓湯雨竹の上から源泉が注がれ、竹の合間をまるで遊覧しながら落ちていき、熱を放出する仕組み。何だか風流。

しかし、源泉に近い浴槽は体感45～46℃と高温で、サラッとしか入れませんでした。流石に備え付けの水道で加水するしかなさそうです。

その隣の適温とされる浴槽は、恐らく誰かがすでに加水したせいか、とてもぬるくて体感40～41℃程度でした。

これじゃイカンと露天風呂（やげんの湯）に入ろうと浴槽に足を入れると、足の上が熱くて下が温い状態になっていました。

こちらの源泉も熱いですねぇ。

内湯と露天は無色透明、匂いはしませんでした。浴感スベスベで、風呂上りさわやかです。

足湯みたいな温泉クサい湯に全身を浸かってみたいと思ってしまいました。

洗い場には、シャンプーや石鹸など一切ありませんので、持ち込まなければなりません。シャワーの勢いは強くてビックリします。

総事業費は約1億4500万円。今後に期待！

帰りに近所の湯前神社に寄ってみることに。

昔なつかしの顔出しパネルで、自撮りする時代が来ました。私はやりませんけど。

※表示によると、内湯と足湯が同じ源泉との記載があります。見た感じ一緒ですが、匂いが全く違います。
同じく表示によると、露天と内湯が違う源泉との事ですが、泉質は同じです。

以下の通りと思われます。

施設名	瀬見温泉共同浴場 せみの湯（せみおんせんきょうどうよくじょう せみのゆ）
ジャンル	日帰り温泉
電話番号	0233-42-2123／瀬見温泉観光案内所
源泉	町営1号源泉（ふかし湯、露天風呂） 町営5号源泉（内湯・足湯）
泉質	ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩温泉（低張性中性高温泉）
効能	関節リウマチ、変形性関節症、腰痛、神経痛 五十肩、打撲、捻挫、筋肉のこわばり 冷え症、末梢循環障害、胃腸機能の低下、軽症高血圧 軽症高血圧、糖尿病、軽い高コレステロール血症 軽い喘息又は肺気腫、痔症、自律神経不安定症 ストレスによる諸症状（睡眠障害、うつ状態など） 病後回復期、疲労回復、健康増進
料金	中学生以上400円、小学生以下無料
営業時間	5:00～20:00／9：00～11：00頃まで清掃時間
定休日	無休
駐車場	〇
源泉掛流し	〇
サウナ	×
露天風呂	〇
貸切風呂	×
休憩所	×
食事処	×
マッサージ	×
手ぶらデータ	×
備考	ふかし湯あり
住所	山形県最上郡最上町大字大堀987-15