慈恩寺大晦日花火大会「雪月華」:2年連続で訪れた荘厳な打ち上げ花火
2017年「雪月華」
2017年最後の取材にでも出かけようかと慈恩寺の花火を見に行くことにしました。
観賞場所探し
最上川ふるさと総合公園
現地はさすがに混雑するらしいので、最初に「最上川ふるさと総合公園 第1パークゴルフ場」に向かいました。
雪が積もって上るのも大変でしたが、距離的に遠くてどうにもなりませんでした。
位置が高いからと東側に移動してもつまらなかったです。
寒河江市中央工業団地付近
すでに花火は始まっているものの、移動することにして287号線付近の慈恩寺ちょっと南、工業団地近くに車をとめると、一面田畑なのでこの辺りで場所を決めます。来年は違う場所にしよう。
残り5分程度、三脚を急いで立ててレリーズを装着します。シャッタースピード長めにしたら何発も同時に写されたりするので、タイミングが難しかったり・・・
かといってまわりの風景やらを明るく写すとなると高感度にしたくなる。とかなんとか考えているうちに終わりそうだったので、ただひたすらSS2秒~4秒の間で撮影し続けます。
夜の撮影は難しいので、事前にしっかり準備して場所を確保しておいてから、じっくり行わないと全くダメです。
雪月華?
雪月花(せつげつか、せつげっか)は、白居易の詩「寄殷協律」の一句「雪月花時最憶君(雪月花の時 最も君を憶ふ)」による語。雪・月・花という自然の美しい景物を指す語である。by Wikipedia
地元醍醐地区の有志でつくる醍醐地区慈恩寺花火大会実行委員会が主催しています。
除夜の鐘を聞きながら、この日は天気が良くて澄んだ冬の夜空に広がる花火が約600発打上げられ、本堂に続く仁王堂坂は30基の灯籠で幻想的にライトアップされます。また、慈恩寺絵画コンクール作品展示も同時に開催しています。
もっと明るく撮影すればよかった。
慈恩寺では四季を彩る華として「春の稚児桜」「夏の蛍と慈恩寺蓮」「秋の彼岸花」、最後に「冬の花火」が楽しめます。
慈恩寺活性化センターに休憩所を設置し、玉こんにゃくや豚汁、甘酒など温かい食べ物が販売され、約50畳の大広間が用意されています。
※強風の場合は延期し、1月1日~3日の間に打ち上げられます。
2018年再訪
さてさて、昨年のリベンジ戦というわけで再び訪れました。
1時間以上早めに訪れて「慈恩寺活性化センター」へ駐車しましたが、駐車スペースはそれほどありません。これでも昨年より人が少ないそうです。
撮影場所の確保
場所は慈恩寺活性化センターからすぐ北にある仁王堂坂沿いに決めました。
三脚を立てて場所を確保する人はチラホラいるようです。
が、この雪で大丈夫だろうか・・・
時間があるので、慈恩寺に向かってみますか。
途中、仁王堂坂から慈恩寺付近まで灯篭が並んでいてそれぞれに絵が描いてありました。
仁王堂坂を過ぎ南坂から直線になるとライトアップされた慈恩寺山門がみえてきます。
ついでに人がいない三重塔へ。1時間前を過ぎても人はほとんどいない様子。
年越しの時間が迫ると多くの人で賑わうでしょう。
ということは、花火の撮影が終わってすぐ帰るならそれほど渋滞しないのです。
ほとんどの人は、花火を見終わった後に帰らず参拝をします。
打ち上げ決定
関係者の方に聞いたらこの程度の雪と風なら花火はやめない、との事だったので時間が近づいてきた仁王坂へ戻りセッティングをします。
そしたらこんな状態になってきました。
徐々に人が増えてきて坂道は傘だらけになり、平地の道路は一列に車が並んで車内から鑑賞するみたいでした。
特に何か合図や音声はなく、突然花火が打ち上がります。
そこそこ風があるせいか、花火はこんな風に流れてしまう。
レンズに雪が当たらないように気を付けているものの、ダメでした。
そのなかで使えそうな写真だけ掲載します。
レンズを拭かずに撮影を続けていくと滲んだり、玉ボケみたいになったりしてしまう。
酷いとこんな風に。
これでも現像時にがんばって誤魔化してはいます。
ほとんどの写真は使えません。約600発の打ち上げらしいですが、使えるのは数えるほど。
これは最後の打ち上げ。
関係者は打ち上げ終わった後に打ち上げをするんでしょうね。
あっという間に花火は終了し、皆、坂をのぼって慈恩寺に向かって行きました。
名称 | 慈恩寺大晦日花火大会「雪月華」 (じおんじおおみそかはなびたいかい せつげっか) |
開催時期 | 12月31日 |
開園時間 | 23:40~24:00 |
料金 | 無料 |
駐車場 | あり 500台(慈恩寺の駐車場含む) |
問合せTEL | 0237-87-1302/醍醐地区慈恩寺花火大会実行委員会(西部地区公民館内) |
アクセス | 羽前高松駅から徒歩20分 |
所在地 | 寒河江市慈恩寺醍醐1147−2(慈恩寺活性化センター前) |