【上杉雪灯篭まつり】県内最大の雪まつりで夢幻的な世界観に惑わされる
寒さが痛い米沢
久々に米沢市内に入ると、寒さを超えて肌が痛い。
通常、土・日の2日間にわたって開催されますが、金曜日の夜にプレ点灯が行われるので、人が少ないところを狙いに訪れました。
雪灯篭まつり会場に駐車場はありませんが、この日は近くの駐車場が空いていたので余裕をもって駐車します。
灯篭が並べられた伝国の杜方面へ向かう途中、道路脇の米沢城のお堀は水面が凍っていました。
よく見ると、その下の水中に魚が泳いでいます。
ライトアップされて雪灯篭を訪れる前からすでに綺麗な光景を目にしていますが、そんなことよりカメラを持つ手が冷たくて、撮影してはすぐポケットにしまう作業を繰り返していました。
雪灯篭の幻惑
伝国の杜に到着すると、メディアで目にする有名な雪の灯篭が並んでいて、規模感からも県内最大の雪まつりであることを再確認しながら、夢幻的な世界感に惑わされます。
この雪灯篭は、米沢市民ならだれもが作った事があるのだとか。
冬には雪が降り積もり一面真っ白になる米沢で、雪に“美”と“詩情の幻想”を求める冬の催しとして7名の市民が始めました。深々と降る雪に故人を偲び、現代の平和の礎となった戦没者の御霊に献灯し、『命の尊さと世界の恒久平和を次の世代に伝えていきたい』との思いが込められています。当日は、雪ぼんぼりのやわらかい灯りと幻想的な雰囲気が冬の米沢を包みます。出典:米沢市
雪のオブジェ
灯篭ごしに雪の城が見えてきます。
近づいてみるとまだ制作途中で、ライトアップされた城は雪ではありませんでした。
伝国の杜の入り口前には雪像があり、中央はかねたんと思われます↓
左は何だかよくわかりませんでしたが、リンゴだそうです。この出来ならピコ太郎には怒られないでしょう。
松が岬公園へ
上杉神社の方へ向かうと松が岬公園内に雪の灯篭が並んでいて、まだ制作途中の貴重な状態で見つかりました。
こうやって作るのか・・・と。通称「トーフ」の見た目は少し怖い。
本祭ではテント村物産展、手作りローソク体験、スタンプラリー、ステージイベントなどが開催されます。
17時半になると雪灯篭、雪ぼんぼり、キャンドルゾーン、ぼんぼりロード点灯が始まります。そりゃ当日の方が綺麗で楽しめるでしょう。
鎮魂祭
本祭初日、公園内の鎮魂の丘では「上杉雪灯篭まつり」開催のきっかけとなった鎮魂祭が行われます。戦没者の霊を慰める「鎮魂の塔」には、献灯のために夜遅くまで長い列が続きます。
第1回実行委員長は戦争から生還した小嶋弥左衛門さんでした。
2017年には第40回を迎えました。小嶋さんは現在の「雪灯篭まつり」の姿を想像できていたでしょうか。
この時期にしては珍しく天気がよく、空気が綺麗で透き通り、より幻想的になっていました。
名称 | 上杉雪灯篭まつり(うえすぎゆきどうろうまつり) |
開催地 | 山形県米沢市丸の内1丁目4−13 (上杉神社、松が岬公園、伝国の杜前広場) |
開催日 | 毎年2月の第2土曜日、日曜日 |
開催時間 | 11:00~ |
駐車場 | なし |
料金 | なし |
問合せ | TEL/0238-22-9607 上杉雪灯篭まつり実行委員会(市観光課内) |
備考 | 雪灯篭約300基、雪ぼんぼり約1000個 会場には駐車場がないため、有料駐車場を利用するか、公共交通機関かタクシーになる。 また、シャトルバスが運行されている。 米沢市役所-伝国の杜 / 米沢駅-伝国の杜 大人(中学生以上)100円 小学生50円 (幼児無料) |