百目鬼温泉：「入浴は3分以内」個性が強すぎる温泉

田園に囲まれた日帰り温泉というのは山形県内では定番で、2006年12月オープンした随分とインパクトのある施設名です。

百目鬼温泉

地名の百目鬼（どめき）の由来は諸説あり・・・

昔から水田が多い場所で、水泥棒を百の目(住民)が見張っている説

大きな音を立てて水が流れることを「どうめく」「どうめき」という。近くを大きな川が流れていて、さらに「どめき」と訛った。漢字は当て字説

農業用の地下水を掘っていたら温泉でたから、みんなでお金を出し合って施設を作った、という微笑ましいエピソードがあります。

早速入館

入ってすぐ右が受付で、左が唯一のカギ付きロッカーとロビー、正面奥が休憩室となっているようです。

右奥の浴室に入るとキレイな広い脱衣所があって、脱衣所内にカギ付きロッカーはない。

浴感について

浴槽は内湯とすぐ隣に露天がある。両方とも10人を超えても余裕があるほどの大きな浴槽で、色は緑がかって濁っていて、モール系のような、鉄臭さのような臭いがある。

超個性的な湯。

湯量は大変豊富でドバドバ投下され、オーバーフローしている。露天の方がややぬるめ。

成分総量が11,000mg/kgを超える濃厚さで、特にナトリウムは3,410mgと多い。高濃度で少しトロミがある。

あえて味見はしませんでしたが、どう考えてもショッパイですね。

露天の開放感

周囲は田園に囲まれ、遠くには雄大な蔵王連峰を眺められる。

吹き抜ける風は心地よく、日常から解き放たれて脳内をリセットしてくれるでしょう。

3分温泉

クセが強い個性的な湯で、根強いファンは多い様子でした。

貼り紙には、「１回の入浴は３分まで」と注意書きがある。高張性で湯あたりしやすいので気をつけましょう。

蕎麦屋

となりに蕎麦屋が併設され、蕎麦と入浴チケットのセット販売まで用意されている。さらにその隣に潮製造所と直売所らしきところも。

※現在は閉店しています。

本格的な手打ちそばはコシがあり、口に入れると風味が広がります。

2018年リニューアル

サウナ室の新設、カランの増設、内湯の壁など大幅に改装が行われました。

脱衣所にコインロッカーや自販機も設置され、とても便利になりました。

アクセス

周囲が田園なので説明が難しい。西バイから348号線に入ります。

イオンモール山形南から車で5分強です。

地図を掲載するのでナビで行ってください。

施設名	百目鬼温泉（どめきおんせん）
ジャンル	日帰り温泉
電話番号	023-645-9033
源泉	百目鬼源泉
泉質	ナトリウム－塩化物温泉
効能	きりきず、やけど、慢性皮膚病 虚弱児堂、慢性婦人病、神経痛 筋肉痛、五十肩、関節痛 運動疾患、関節のこわばり、うちみ 慢性消火器病、痔病、冷え症 病後回復、疲労回復、健康増進
料金	大人（中学生以上）350円、小学生 150円
営業時間	6：00～22：00（受付21：30まで）
定休日	第１月曜日
駐車場	〇
源泉掛流し	〇　100%
サウナ	〇
露天風呂	〇
貸切風呂	×
休憩所	〇　400円
食事処	〇
マッサージ	×
手ぶらデータ	リンスinシャンプー、ボディソープ
アクセス	山形駅から車で約15分 蔵王駅から車で約7分
住所	山形県山形市百目鬼42-1