「白布森の館 」 白布らしい温泉の入浴料は395円・・・400円でよくない?
温泉街の中央に敷かれた県道2号線を南下して、天元台高原スキー場方面に坂道を少し上ったところに白布最南端の湯「白布森の館」があります。ここまで来ると福島との県境に近いです。
さらに奥地に進んだ新高湯温泉を白布と同じくくりに入れて奥白布にしてしまう情報もありますが、そもそも源泉が違います。
新高湯温泉は宿裏で自噴しており、白布温泉は天元台湯元から自然自噴しています。距離もあるので、湯脈が違うものと思われます。
温泉街には公衆浴場的な施設が必要ですが、こちらは他と違った趣で「森の館」と題されて森林をテーマにしたロッジ風の建物になっています。標高約900メートルあり、ここまで来たら雪が積もっていました。
森林をテーマにしているだけあり木造の建物で、動物のはく製があちこちに置いてあり、木工の体験教室があったり、卓球場があったり、ロビーには森林っぽい映像が流れています。
自動販売機でコーヒーでも買おうと近づいてみると、いきなり剥製に挟まれるハメになり戦々恐々と購入する人がいるとかいないとか。まぁ、いないでしょうけど。
浴室に行く手前に大広間の無料休憩所があり、暖房が効いていて誰もいない状態でした。
なんだ今日も独泉かと顔もほころびつつ、浴室へ向かいます。脱衣所に入る前に100円バック式のロッカーがあります。誰もいないのに貴重品を預けて、カギをかけ忘れて入浴へ向かいました。
窓の外に眺める雪が積もり始めた森林を背景に、熱い温泉に浸かります。
御影石で型どられた三角形の湯舟は7~8人が入れそうなほど広く、お湯は無色透明で白い湯花がヒラヒラと舞っています。
時期によって加温・加水するそうですが、加水した薄さは感じられませんでした。塩素消毒しているわりに匂いはなく、きちんと温泉感があって湯上りサッパリしている白布らしいカルシウムな温泉。
肌ざわりややひっかかりがありながら、ツルンとしています。
端の湯口からチョロチョロ掛け流され、窓の外の森林に囲まれた空間にいると自然に溶け込んでいるかのようです。
湯舟と反対側にある洗い場では、シャンプーやボディソープ類は備え付けられておらず、先客は持ち込んでいました。
ところで入浴料395円って・・・400円でよくないかな。
施設名 | 米沢市森林体験交流センター「白布森の館」 (よねざわししんりんたいけんこうりゅうせんたーしらぶもりのやかた) |
ジャンル | 日帰り温泉 |
住所 | 山形県米沢市関 |
電話番号 | 0238-55-2118 |
源泉 | 白布第1号,2号,3号源泉 |
泉質 | カルシウム-硫酸塩泉 |
効能 | 関節リウマチ、腰痛、神経痛、五十肩、打撲、冷え性 末梢神経障害、胃もたれ、軽症高血圧、糖尿病、痔 自律神経不安定症、睡眠障害、うつ、病後回復期 疲労回復、健康増進、きりきず、皮膚乾燥症ほか |
料金 | 中学生以上395円、小学生160円、幼児無料 |
営業時間 | 5月~10月/9:00~17:30 11月~4月/9:30~17:30 |
定休日 | 水曜日(祝日は営業し、翌日休業) |
駐車場 | 〇 |
源泉掛流し | 〇 気温の低いときに加温・加水あり、塩素消毒あり |
サウナ | × |
露天風呂 | × |
貸切風呂 | × |
休憩所 | 〇 |
食事処 | 〇 |
マッサージ | × |
手ぶらデータ | なし |
備考 |