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蔵王のお釜:途中で宮城県だと気が付いたフェイク観光名所

 
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第1回・第2回CLIP山形編集長選抜総選挙1位、JRRC日本ラーメンライス評議会会長、JUA日本鰻重協会会長、全国いが餅選手権大会代表理事会長。 自称フランス人

避暑地に避難

梅雨があけたとは聞いておらず、それなのに雨が少ない(気がする)山形内陸地方に我慢できないので蔵王のお釜に避難します。

山形市内は気温37℃との予報があり、このままだとアスファルトは溶けて車ごと蟻地獄に落ちてしまいそうでした。

山にのぼれば涼しいだろう、というだけです。

国道13号線、「でん六 蔵王の森工場」付近の交差点から曲がってエコーラインと呼ばれる県道12号線をひたすら上り続けます。

蔵王猿倉スキー場を通過し、蔵王ライザワールドに到着します。

「なんだ、意外に近いな、ここからリフトで一気に行ってしまえ」

と意気揚々と訪れると、スキー場だったことに気が付いてズッコけます。まだまだひたすら上るのか。。。

右へ左へ一本道を進みながら、冷水山と呼ばれる山付近を通過するころ、冷水だけに窓を開けるとひんやりしてきます。

この辺りを通過してうっすらと「お釜って宮城県」だと気が付きました。

山形県内でも観光名所としてよく案内されているので、山形と勘違いする人は少なくないはず。地図上で県境から400メートルもないので、別にいいかなと。

お釜への行き方・その1<リフト>

しばらくすると蔵王刈田リフトのある蔵王高原刈田駐車場に到着しました。

ここまでバスでも来れますし、車を駐車してリフトで景色を堪能しながら向かう人もいるようでした。

蔵王刈田リフト 往復750円(片道450円)(子供も同料金)

営業時間は9:00~16:30

詳しくはこちら

お釜への生き方・その2<直行>

リフト前で止まらず、お釜付近の駐車場まで車やバスで行くことができます。

駐車料金は無料ですが、途中で通行料が発生します。

蔵王ハイライン有料道路通行券540円(往復)

こちらの方が安価なので利用者も多いです。

ここからは歩いてすぐ刈田岳のお釜です。

はいオカマー

ケルンとは?

今回はリフトに乗らず、近くの駐車場まで車で行きました。

お釜に向かって左右T字に道が枝分かれしていて、右に向かうと刈田嶺神社があり、周辺には石を積み重ねてられた神秘的な光景を目にします。

ケルン(cairn)とかいうものでしょう。

ケルンとは、本来はアイルランド語で石で築いた塚をいいます。登山用語では「登頂記念」もしくは登降路を示すためにつくられる積み石をさし、ピラミッド状に積まれるものです。

登頂記念だったり、道標だったり、墓標や慰霊だったり、特に意味もなかったり、いろいろあるのだとか。

ただ、なぜこの場所にケルンがあるのか、それがよくわかりません。

器用に積むなぁ・・・

御釜(五色湖)について

昭和43年の測深時には最大深度27.6m、平均深度17.8m、周囲1,080m、東西径325m、南北径325 mでした。

水温は表面から10数mの深度で摂氏2度まで下がり、それより深度を増すと温度が高くなる特殊双温水層で、世界でも例がない湖です。

水はエメラルドグリーンに見えますが季節によって色が変化するので五色湖ともいわれます。PH3.5と強めの酸性のため生物は生息しておらず、そのせいか先日「裸で泳いだ人」が警察に捕まった噂があります。

神社側からお釜を眺めるのもよし↓

移動して近づいてみます。

ゴツゴツした岩の上をサンダルで歩き、多くの観光客とすれ違い、真夏に半袖でもやや肌寒い中、歩きなれない足が疲れて痛くなりました。

一番接近できる場所について振り返ると意外にも美しく感じましたが、帰るのが辛いのでしばらく座ることにします。

珍生物

同じ場所には外国人観光客も含め、たくさんの人が入れ替わりやってきます。

その中、二人組の女性二人がいつまでも離れようとしません。

なぜかこちらに撮影を求めてきて、ディスプレイの割れたiPhoneで撮影をしてあげました。

「ヤバーイ」

「キレーイ」

くらいしか言わないのに会話が成り立つ不思議な生き物たちは、仙台からやってきた21歳の若者でした。

何度もこちらを見てはペチャクチャ話をしています。

なのでこの後食事を奢ってあげましたが、何か?

再訪

6月は涼しくて過ごしやすい。

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蔵王山頂レストラン「御釜茶屋」でランチでもしよう。

山菜そば(800円)

寒かったらきっと温まるであろう「山菜そば」にしましたが、6月に入りそうでもない時期でした。

その他のメニュー
醤油ラーメン 850円
ビーフカレー 850円
かつカレー 1000円
釜かつ定食 1200円
おでん 500円
コーヒー 350円
コーラ 300円
生ビール 600円
ほか

まわりを見るとビーフカレー(850円)を食べている人が多いのは気のせいではない。

きっと窓の外のお釜を眺めながら食事できると思っていたら、そうでもなかった。

まぁいいや。

6月上旬はまだ雪が残る時期ですが、寒くはない丁度いいタイミングでした。

名称 蔵王のお釜(ざおうのおかま)
URL http://www.zao-machi.com/31
見頃
規模感 ☆☆☆(大)
開場時間 特にない
料金 入場無料
蔵王ハイライン通行券 往復540円
蔵王刈田リフト往復750円(片道450円)
定休日 なし 11月~4月まで休み(通行不可)
駐車場 あり
問合せTEL 0224-33-2215/蔵王町役場農林観光課
アクセス バス 山形-蔵王刈田山頂線 1時間40分 終着下車
所在地 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉倉石岳国有林内


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