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フィルムカメラで遊んでみようRICOH XR500/XR RIKENON編:銀山温泉より

 
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第1回・第2回CLIP山形編集長選抜総選挙1位、JRRC日本ラーメンライス評議会会長、JUA日本鰻重協会会長、全国いが餅選手権大会代表理事会長。 自称フランス人

前回のCanonFDに続く、フィルムカメラで遊んでみよう第2段、リコー編

です。。。

こんな写真とりたいわー

TAXI / Saul Leiter

このシブさに憧れてオールドレンズに手を出してしまった。

レンズ:XR RIKENON 50mm F2

XR500 / XR RIKENON

「和製ズミクロン」と定評と言っていいのかわからない異名を持つこのレンズはボディと合わせて4000円と激安だった。

ズミクロンとはライカのレンズなので、カメラファンなら聞いたことがあるはず。でも大抵は高くて買えない、100万円とかするから。

ズミクロンらしく写るのにレンズだけで数千円で買えるなんて、これは避けて通れないのだ。

レンズ構成:5群6枚
最短撮影距離:45cm
中古相場:3000円~6000円かな
発売:1978年

40年以上前に発売されたこのレンズは、元々このあと紹介するボディXR500の標準レンズとして世に出た。

この初期型は紛れもない和製ズミクロンなのだが、中古で入手する際は粗悪品も多いので注意すべき。メルカリなどで値段に惑わされて購入するとひどい目にあうだろう。

※LやSが付かないXRレンズが初期型

XR500 / XR RIKENONで撮影

ボディ:RICOH XR500

高級機XR-1の普及機として登場。精度をそのままに、一部の機能を減らした程度で39800円で販売された。テレビCMのコピー「サンキュッパ」が受けたのか、爆発的にヒットして当時の一眼レフ最多販売記録を達成している。

既述のとおりリケノンとワンセットで販売されていたので、まぁこれでいいやと購入する。

レンズと合わせて4000円と驚異的だったので怪しいと思ったらその通り、露出計は壊れていた。

SS:B、1/8~1/500秒
マウント:Kマウント(ペンタックス)
露出制御:追針式連動
発売:1978年

フィルム:Kodak Color Plus

今回使用したフィルムは前回と同じコレ。

Kodak Colorplus 5パック 200asa 36exp フィルム

あったかい感じのややオレンジがかった写りをする。

いざ銀山温泉へ

前回と同じコースをたどってみるか

絞り解放で撮影

開放してもピント面はかなり秀逸な描写をするというものの、、、どうなんだろうか。そもそもこのレンズにカビ生えてないよな、と疑いつつある。

ピントが合わせにくい、と言い訳したくなる。

ちなみにこれがCanonFD ↓ 違いすぎる・・・

Canon FTb / Canon FD

そういえばレンズ購入時に付いてきたレンズ保護フィルターの影響だろうか・・・いや、そんなわけない。

これは・・・レンズのクモリと思われ。。。

やはり初期型RIKENONで状態がいいのは見つけにくい。

リコーの抑えた発色というのはわからんでもない。

クモったレンズも味があってよくなってきたぞ。

加工したかのようなオールド感は出まくっている。

CanonFDに比べたらディープな黒色が出ないのと、ハイライトの白さが足りない。

せっかくここまで来たのに温泉にも入らず、依頼されるがままに撮影に応え、お礼を言われて満足する。

ついでに夜・・・これは描写力あるように見える。

あー疲れた

このクモったレンズは、これはこれで悪くないかもしれない。

次回はPENTAX、Super Takumarでお送りします

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