「湯田川温泉 正面の湯」 ゴリゴリの庄内弁に案内してもらう超新鮮な湯
湯田川温泉は鶴岡市の中心市街地から南西に向かったところにあり、内陸から月山道を通っていくと庄内地方ではそれほど遠くはない地域になります。
かつて藤沢周平が湯田川中学校で教員をしていたそうで、記念碑なんかもありました。
南西といっても「あつみ温泉」ほど遠くはないので、鶴岡駅前に宿泊する予定の人が少し足を伸ばすと行けるほどの距離にあり、無料駐車場も広いのでもっと気軽に行けばいいのにと思います。
その歴史は古く、1300年ほど前に白鷺によって発見されて開湯されたと言い伝えられています。
温泉は町で管理し、その最初場所がこの「正面の湯」との事。
温泉街には「正面の湯」と「田の湯」の二つの共同浴場があり、このたび訪れる正面の湯はメインストリート沿いにある和風な建物です。
隣は「つかさや旅館」があり、足湯「しらさぎの湯」は道路向かい側にあります。
名前の由来にもなっている由豆佐売神社を正面にしたこの角度で見ると、風情があっていいものでした。手前の旅館は大国屋旅館(休業中)です。
旅館の宿泊者は、旅館から鍵を借りて開けることになるそうですが、日帰り入浴者は近所の商店から200円で入浴券を購入します。
ゴリゴリの庄内弁を話すおばさんに関心して200円支払うと、正面の湯まで連れて行ってくれて、カギを開けてくれます。オートロックになっていて、一旦外に出ると戻れなくなります。温泉街の公衆浴場にありがちな、勝手にお金を入れるシステムとは違うのに戸惑いましたが、荒らされないシステムなのかもしれません。
勇気ある人は裸になって外に出てみましょう。
また、誰かが湯上り時に外へ出る瞬間を狙って中に入るとか、そういう危ないことはやめましょう。
旅館の多くは源泉掛け流しになっていて、源泉量が豊富なので公衆浴場でもドバドバ掛け流されています。無色透明なお湯は特に匂いもなく、サッパリしています。ところが湯から上がってしばらくすると、体からほんのり温泉の香りがするのでした。浴感は若干ツルッとしていると思いきや強めにこするとキシキシ感があります。何より大量投入される新鮮さがあるので、公衆浴場では珍しくてオススメです。
ここまで大量に投入されると、貯湯タンクを消毒してもあまり意味がないと思われますが、法律なのかな・・・?
タイル張りで縁取りは御影石の浴槽は趣があり、定番の公衆浴場っぽさがあります。
施設名 | 湯田川温泉 正面の湯(ゆたがわおんせんしょうめんのゆ) |
ジャンル | 公衆浴場、日帰り温泉 |
住所 | 山形県鶴岡市湯田川 湯田川丙64 |
電話番号 | 0235-35-4111/湯田川温泉観光協会 |
源泉 | 湯田川1号源泉 |
泉質 | ナトリウム・カルシウム-硫酸塩温泉 |
効能 | 関節リウマチ、腰痛、神経痛、五十肩、打撲、捻挫 筋肉のこわばり、冷え性、末梢神経障害、胃もたれ 軽症高血圧、糖尿病、痔の痛み、自律神経不安定症 睡眠障害、うつ、病後回復期、疲労回復、健康増進 きりきず、皮膚乾燥症ほか |
料金 | 200円 |
営業時間 | 8:00~9:00 11:00~19:00 9:00~11:00は清掃時間(日曜日を除く) |
定休日 | なし |
駐車場 | 〇 共同無料駐車場 |
源泉掛流し | 〇 貯湯タンクは次亜塩素消毒あり |
サウナ | × |
露天風呂 | × |
貸切風呂 | × |
休憩所 | × |
食事処 | × |
マッサージ | × |
手ぶらデータ | × |
備考 | 数人規模 |