「訪れるべき山形の温泉地3選」 2016
今年は温泉の年で、136か所の温泉施設にお邪魔しました。
その中で、勝手に温泉地ベスト(温泉施設ではない)を決めてしまおうという企画です。
大手の旅行メディアサイトではよく「山形で訪れたい温泉ベスト5」みたいな企画を見かけますが、それらはすべて自分たちの足を使っていません。
我々、というかほぼ独り、温泉マニアの編集者自ら入浴した中から勝手に決めてしまいます。一部ユーザー様からの投稿記事を掲載していますが、ユーザーとは言ってもほぼ身内です。
どこの温泉も良すぎて決められないのですが、こういう記事はアクセスを集めるらしいです。。。
順位はつけられません。
蔵王温泉
蔵王はどう考えても外せません。
強酸性、強硫化水素臭(タマゴ臭)、施設によっては湯床から沸いてくる温泉があって超新鮮さを体感できます。
蔵王温泉が県外でも有名なのは宣伝だけではなく、お湯がいいからです。
数多くの温泉施設があり、旅館の温泉もいいですが、川原湯などの共同浴場もオススメです。
蔵王温泉大露天風呂は露天風呂部門・東北1位と豪語する温泉好きは少なくありません。
一番オススメなのは、主に日帰り入浴者を受け入れるかわらやさんです。かわらやさんは多くの温泉マニアが訪れる、温泉好きな人ほどハマるお湯です。独自源泉で自噴の湯が湯床から湧き、空気に触れる前にダイレクトに体感できる感動的なほど超新鮮な温泉です。ガブ飲みしたくなります。やめた方がいいでしょうけど。
施設名 | 自噴温泉 すのこの湯 「かわらや」(じふんおんせんすのこのゆかわらや) |
ジャンル | 日帰り温泉 |
住所 | 山形県山形市蔵王温泉43 |
電話番号 | 023-694-9007 |
源泉 | 川原屋源泉 |
泉質 | 酸性・含鉄-硫黄-アルミニウム-硫酸塩・塩化物温泉(低張調酸性高温泉) |
効能 | きりきず、やけど、慢性皮膚病(アトピー)、虚弱児童、慢性婦人病 月経傷害、糖尿病、高血圧症、動脈硬化症、神経痛、筋肉痛、関節痛 五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病 痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、美白・美肌 |
料金 | 入浴券(大人)450円 入浴券(子供)250円 |
営業時間 | 9:00~20:30(5月~9月) 9:00~20:00(10月~4月) |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | 〇 |
源泉掛流し | 〇 |
サウナ | × |
露天風呂 | × |
貸切風呂 | × |
休憩所 | 〇 2時間:2,000円(一室6名) |
食事処 | 〇 |
マッサージ | × |
手ぶらデータ | リンスinシャンプー、ボディソープ |
備考 | 入浴券(ビール・おつまみ付)1,100円 回数券(12枚綴り)4,500円 |
りんご温泉
りんご温泉は旅館が並ぶような温泉街というのはありませんが、日帰り温泉メインで宿泊もある、施設名もそのまま「りんご温泉」の泉質はナトリウム-塩化物強塩温泉です。
一番の特徴は強烈なモール臭で、この匂いが身体にまとわりついて、しばらくとれません。
白と緑をあわせたような濁り湯で、循環しているとは思えない温泉感を味わうことができ、この匂いにヤミツキになる熱狂的ファンが多く存在するのも頷けます。
近くに旅館とかできたら繁盛しそうですが、湯量がそれほどでもないんだろうか・・・
施設名 | りんご温泉 |
ジャンル | 日帰り温泉 |
住所 | 山形県西村山郡朝日町大字宮宿1353-1 |
電話番号 | 0237-67-7888 |
源泉 | りんご温泉第1号源泉 |
泉質 | ナトリウム-塩化物強塩温泉 |
効能 | きりきず やけど 慢性皮膚病 慢性婦人病 神経痛 筋肉痛 関節痛 五十肩 痔病 冷え症 慢性消化器病 疲労回復 健康増進ほか |
料金 | 大人300円、小学生200円 |
営業時間 | 午前6時~午後9時(最終受付午後8時30分) 露天:午前8時~午後7時 |
定休日 | 無休 |
駐車場 | 〇 |
源泉掛流し | 〇 加温・循環・塩素消毒あり |
サウナ | × |
露天風呂 | 〇 |
貸切風呂 | × |
休憩所 | 〇 |
食事処 | 〇 |
マッサージ | × |
手ぶらデータ | リンスinシャンプー、ボディソープ |
備考 | 露天風呂は冬季休業 個室休憩所あり |
赤湯温泉
開湯900年の歴史を誇る温泉は、かつては湯治場として栄えました。きりきず、やけど、慢性皮膚病、慢性婦人病、虚弱児童、糖尿病などに効果があります。
南陽市の赤湯、メインの大通り沿いにいきなり「さきわいの湯」と称する足湯があらわれて、周囲はタマゴ臭がして入浴を誘ってきます。隣接して赤湯元湯があり、観光客が訪れたり地元民が通ったりしています。
施設によって匂いも全く違った泉質の温泉を楽しむことができ、赤湯元湯では2の湯船がそれぞれ違う源泉を用意しています。足湯と同じ「森の山源泉」はタマゴ臭がして無色、若干白濁して浴感スベスベでやわらかい印象です。もうひとつの「湯川原源泉」の泉質は森の山源泉に近いですが、タマゴ臭はなく、無色透明でした。
公衆浴場は「赤湯元湯」「烏帽子の湯」「あずま湯」「とわの湯」の4つあります。
以下、赤湯元湯の紹介です。
施設名 | 赤湯温泉 赤湯元湯(あかゆおんせんあかゆもとゆ) |
ジャンル | 日帰り温泉 |
住所 | 山形県南陽市赤湯754-2 |
電話番号 | 0238-40-2925 |
源泉 | 森の山源泉、湯川原源泉 |
泉質 | 森の山源泉:含硫黄ーナトリウム・カルシウムー塩化物温泉 湯川原源泉:単純温泉 |
効能 | きりきず、やけど、慢性皮膚病、慢性婦人病、虚弱児童、糖尿病など |
料金 | 200円 |
営業時間 | 6:00~21:30(14:00~15:00は清掃のため入浴不可) |
定休日 | 水曜日 |
駐車場 | 〇 |
源泉掛流し | 〇 |
サウナ | × |
露天風呂 | × |
貸切風呂 | × |
休憩所 | × |
食事処 | × |
マッサージ | × |
手ぶらデータ | × |
備考 | 駐車場2箇所 |
というわけで
以上、「訪れるべき山形の温泉地ベスト3」 2016でした。
南陽市は温泉だけではなく、今年は市役所にラーメン課が新設されてアピールに力を入れています。また、新しくできた木造の南陽市文化会館では辻井伸行氏をはじめ有名すぎる人たちのコンサートを連発しているので、2017年も南陽市から目が離せません。
夜遅くなり眠くなったのでそろそろ寝ます。