時間を忘れるとはどういうことか・・・旅館「変若水の湯 つたや」
温泉街の中でも建物が大きく、きっと高級で日帰りなんてないだろうと思いきや普通に受付していただいた。
お風呂は2階にあるらしく、1階の吹き抜けロビーを通り抜けてエレベーターを使います。
宿泊に来たわけでもないのに、勝手に旅館の雰囲気を堪能しはじめる図々しさはあっていいと思う。
単なる公衆浴場と違い、こういう楽しみ方ができる旅館の日帰り入浴は、少し料金高めでも納得がいきます。
浴室手前の通路から五色沼や紅葉を眺められ、雨天ながらその景観の美しさに魅了されてしまう。
晴れたらもっと綺麗だろうか?などと想像しながら。
これからの冬は雪が降って綺麗なんだろうなぁ。
脱衣所に入り、誰もいなそうで電気も消えていたので点灯する。浴室との仕切りドアが開いていたが、天井が高くて湯気が立ち込めるなんてことはなかった。それは浴室内でも同じだった。
また今日も独り湯かと気分が盛り上がってくる。
浴室入り口付近には「変若水の湯」があり、こんな記載がありました。
変若水の湯のご利用について
この変若水は 月山志津温泉の源泉水です 身体に直接かけたり タオルにかけてしぼり そのタオルで身体を拭いてもよく アトピー性皮フ炎の方や皮フかかどのあれ にも効果があると言われています また湯上りもさっぱりとして湯冷めしにくくなります
「変若水の湯」の名の由来は万葉集のようでした。
飲むのはやめておこうかな。
かなり広い浴室の窓沿いに湯舟が構え、奥には露天風呂が見える。
天井が広くて浴室全体が広いので、とても解放感がある。
少しアワ付きがあり、無色透明で湯底がすのこ状になっているのがわかる。体感41~42℃くらい。
加水、循環ろ過、塩素消毒しているとは思えないほど温泉感は十分感じることができ、塩素臭さはなく、ヌメりまである。
露天風呂に行ってみると岩風呂になっていて、内湯よりやや温めだが、お湯自体は同じ。
目の前の景色というか自然に囲まれ、日常から非日常に変わっていくなんてことすら忘れています。
雨が降り、紅葉が枯れ始め、風を感じ、時間の観念がリセットされます。
どうりで、フロント以外に時計を置いていないわけだ。
帰りの通路で水を飲みながら寛ぎつつ、次は泊まりに来ようと誓うのでした。
施設名 | 変若水の湯 つたや(おちみずのゆ つたや) |
ジャンル | 旅館、日帰り温泉 |
住所 | 山形県西村山郡西川町志津10 |
電話番号 | 0237-75-2222 |
源泉 | 志津源泉 |
泉質 | ナトリウム-塩化物温泉 |
効能 | 関節リウマチ、変形性膝関節症、腰痛、神経痛、五十肩、打撲、捻挫 冷え性、末梢神経障害、胃もたれ、軽症高血圧、糖尿病、痔の痛み 自律神経不安定症、睡眠障害、うつ、病後回復期、疲労回復、健康増進 きりきず、皮膚乾燥症ほか |
料金 | 大人800円、小学生500円 |
営業時間 | 11:30~16:00(最終受付 15:30) |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | 〇 |
源泉掛流し | 加水、加温、循環ろ過、塩素消毒あり |
サウナ | × |
露天風呂 | 〇 |
貸切風呂 | 〇 |
休憩所 | × |
食事処 | 〇 要確認 |
マッサージ | × |
手ぶらデータ | シャンプー、リンス、ボディソープ、つたや源泉石けんなど |
備考 |