伊豆の権現桜:ついでに豊龍公園の桜へ立ち寄る朝日町桜信仰の旅へ行ってみよう
Google Mapsで調べると「伊豆大権現の種まき桜」と表示される、伊豆の権現桜を確かめに行ってみた。
基本情報
名称:伊豆の権現桜(いずのごんげんざくら)
見頃:4月中旬~下旬
規模感:☆小
料金:無料
駐車場:微妙なのあり
トイレ:なし
アクセス:左沢駅から車で15分程度
所在地:山形県西村山郡朝日町宮宿1114−6
桜について
エドヒガンザクラで、樹齢約700年とされる。
枝ぶりが見事でうねうね四方に樹勢がいいと思いきや、途中で切られた跡があり何だか痛々しい。
土着的桜信仰
種蒔桜(たねまきざくら)とはよく耳にするのだが、由来は恐らく共通している。
伊豆の権現桜の場合、種蒔桜は俗称で、昔、この桜が開花したタイミングにあわせて苗代に種を蒔いていたと云われる。
かつて、「冬は山にいる田の神が、春になると里に下りてきて桜に宿り、花を咲かせる」という桜信仰が存在したのだ。
なぜに伊豆?
伊豆権現神社のご神木として覆い被さるように樹勢している。
ということは現役の信仰対象なのだろう・・・
なぜ伊豆なのか、というと伊豆国(現在の静岡県)にある伊豆大権現の分霊とされている。
なのでGoogle Mapsで表示される「伊豆大権現の種まき桜」は、少し違うかなぁという気がする。
その他
ベンチが設置され、開花時期にあわせてライトアップが行われる。
ベンチの裏に空いたスペースがあるので、きっと駐車場なのかもしれない。
コロナがなかったらゴザを敷いて料理が振舞われたり、大盛り上がりになるので一度訪れてみては?
ついでに豊龍公園の桜
伊豆の権現桜の近くに豊龍神社があり、その裏にある、大きな公園を囲うように桜が咲いている。
山形県指定天然記念物「豊龍神社の大杉」の方が知られているかもしれない。
844年に龍の神霊を鎮め祀ったと云われ、農耕と安産を祈願をするのだとか。
今回は神社には寄らず、公園でまったり昼食しながら過ごすOLと思しき二人組を横目で見ながら撮影に勤しんでいた。
広範囲に咲いているものの、撮影が難しくて結局車に反射する桜ばかり撮っている始末で、まぁお金もらって記事書いてるわけじゃないからいいか。
基本情報
名称:豊龍公園(ほうりゅうこうえん)
見頃:4月中旬~下旬
規模感:☆☆中
料金:無料
駐車場:あり
トイレ:あり
アクセス:左沢駅から車で15分程度
所在地:山形県西村山郡朝日町宮宿1203-1