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柿崎もち屋:肘折温泉の中央に位置する懐かしいあの頃を思い出す店

 
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第1回・第2回CLIP山形編集長選抜総選挙1位、JRRC日本ラーメンライス評議会会長、JUA日本鰻重協会会長、全国いが餅選手権大会代表理事会長。 自称フランス人

肘折温泉のほぼ中央に立地し、専用の駐車場はなさそうなので「いでゆ館」の駐車場などに停めるなどして歩くこと数分。

肘折温泉内には餅屋が多い気がする。

その温泉街の中で、もち屋の看板をかかげながら、のれんに「ラーメン」が記載されたお店に入る。

土地に馴染みすぎているほどのお店で、現地人の常連とかいそうな雰囲気。

餅のメニューがいくつかあり、ラーメンのメニューもいくつかある。

あんこもち 300円
なっとうもち 300円
くるみもち 300円
ぞうにもち 300円
きなこもち 300円

ラーメン 600円
みそラーメン 700円
あんかけもやしラーメン 700円
もち入りラーメン 700円

そういえば河北町の「葵」も同様に餅入りのラーメンがあった。

柿崎もち屋には、かつて鶏もつラーメンがあったらしいが今回は見当たらない。

なくなったか。

最上地方で鶏もつラーメンは多く、大切なお客を歓迎するために飼っている鶏をさばいて振る舞ったのだとか。同じ山形とは思えない慣習があったようだ。少し怖い。

店内のテーブルは6人掛けが2つある。

待っている間は飽きることなく、いろんなものが飛び込んでくる。

肘折にしかないグラス。達筆すぎて読めない。

レトロすぎる箸入れ

もち入りラーメン

シンプルな醤油味で、とても懐かしいので小さい頃の記憶が蘇る・・・

「まっちゃん、これがキリンやで」

「まっちゃん、廊下走ったらアカンよ」

「諦めたらそこで、試合終了だよ」

「もう一度、きー坊と漫才がしたい」

あっさりして優しく、懐かしいスープに懐かしい中太ちぢれ麺が絡んで切なくなる。

甘酸っぱい夏の思い出を反芻し、目の前が涙で曇って見えてきた。

懐かしいチャーシュー、懐かしい海苔、懐かしいメンマを口に入れると、さらに記憶が蘇り溢れ出る感情を抑えきれなくなるだろう。

餅、美味しかったです。

店名 柿崎もち屋
(かきざきもちや)
ジャンル 餅、ラーメン
TEL 0233-76-2118
営業時間 11:00~14:00(要問合せ)
定休日 第2・4水曜日(要問合せ)
駐車場 なし
予算 ~999円
アクセス JR新庄駅よりバスで55分
山形空港から車で1時間15分
空港から観光ライナーあり(2000円)お問合せは旅館または、いでゆ館まで
住所 山形県最上郡大蔵村大字南山470−2

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