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レンズレビュー:ソニー製Sonnar T* FE 35mm F2.8(SEL35F28Z)

 
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第1回・第2回CLIP山形編集長選抜総選挙1位、JRRC日本ラーメンライス評議会会長、JUA日本鰻重協会会長、全国いが餅選手権大会代表理事会長。 自称フランス人

ソニーEマウント単焦点35mmでAFのレンズが欲しくて悩んで買ったTAMRONのレンズだったけど、いまいち好みではないのですぐに売ってしまった。

ハイライトが明るい感じというか、キラキラしているのはどうしても好きではないので、といってもハイライトなんだから明るいに決まっているしそういうものなのかもしれない。

いや、ZEISSなら違うはずだなどと、右往左往してやっと中古で状態が良かったのを購入したのがこちら。

SONY製 Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA (SEL35F28Z)

α7と同時期に発売されたフルサイズEマウントで、初期から存在感を示してきた1本。

やはり35mmというのが使いやすく、さらにこのレンズは非常にコンパクト。

α7ⅲを使っているので、たまにクロップして焦点距離52.5mmで撮ったりもできて使いやすい。

高画質で軽量なので、ほぼ付けっぱなしの日々を送っているこの頃。

描写力

先に購入したTAMRON35mmF2.8の方が高繊細に写ると思うけど、スナップでそこまで求めることはない。ただ、TAMRONは絞っても開放しても変わらない安定感には驚いた。

色乗りはPlanarほど濃厚ではなく、比べるとあっさりしているので無難に多方面で使えそう。

周辺には若干の歪みはあるかなぁ、という程度でさほど気にならない。

ボケ

作例がイマイチだけど、本来はザワついたり変なクセがなくて滑らか。

開放してもF2.8なので特別ボケを期待しない人や、スナップに近い使い方の人は気にしないだろう。

AF

普通。

TAMRONは遅すぎたせいもあり、こちらは使いやすい。

逆光耐性

ゴーストは出にくくコントラストは落ちにくい。これ凄いかも。

周辺減光

開放とは限らずF8に絞っても減光は発生する。そういうものだと思うしかない。

Lightroomなどで補正すれば大部分は目立たなくなるが、場面によってはそうでもなかったりする厄介者である。こういうのが好きな人もいるけど、ひどすぎるのはちょっとなぁ。。。

ハイライト

やはり白い部分がTAMRONとは全く違っている。言語化は難しいけど味があって好みの描写ではある。いろんな白があるんだと思う。

最短撮影距離

ツァイスらしさというか、まったく寄れない。最短で35cmとなる。

タムロンはこのレンズを意識して設計されたであろうから、15㎝まで寄れる。

あまり寄って撮ることはないから、いい作例はないのだけれど。

価格

TAMRONが4万円代と考えると新品で6万円代後半なのは割高に感じてしまうが、それは考え方が逆でTAMRONのコスパが優れている。

でも中古で4万円前後で購入できるので、それで十分かと。

SAMYAN

韓国製 SAMYANG 35mm F2.8 は、このソニー製Sonnarの丸パクりしたレンズだという。なかなかよく写ってコスパがよくて新品が3万円代で購入できる。

聞いた話だとオールドレンズみたいな写り方をするらしい。それだったらオールドレンズ3000円で買うからいらない、と思ってしまう。

現代レンズだけどクラシカルな写りをする、というのと意味が違って描写がイマイチ、という意味で。

おわりに

たまに真剣にツッコんでくる人がいますが、素人なので構わないでください。

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