添川水芭蕉群生地:町なのに「美しい日本の村コンテスト」最優秀賞を受賞する理由

眺山水芭蕉群生地(ながめやまみずばしょうぐんせいち)に呼称変更されているようです。
飯豊町添川に水芭蕉が自生する群生地があった!

基本情報
名称:添川水芭蕉群生地(そえがわみずばしょうぐんせいち)
見頃:4月上旬~5月上旬
規模感:☆☆中
料金:無料
駐車場:あり
トイレ:なし
アクセス:羽前小松駅から車で約7分、羽前椿駅から車で約7分、徒歩30分程度
所在地:山形県西置賜郡飯豊町添川
アクセス
道の駅いいで付近から南下して、途中砂利道になると不安にかられつつ進み、急に広がる湿地帯に遭遇する。
案内板があるので迷うことはないだろう。
駐車場があり、すぐ目の前が5,000㎡の群生地になっていた。
全長500メートルほどで、整備された橋を渡りながら鑑賞を楽しむことができるようになっている。

フォルムの恐怖
近くで水芭蕉を見ると、その妖艶な美しさに恐怖を覚える人がいるだろう。

まるで白無垢の亡霊のようだ。

あるいは溝口健二の映画「雨月物語」の京マチ子を彷彿とする。
添川水芭蕉群生地について
看板によると、昭和30年代から増え始め1万株もの群生地になったという。
山地の湿地にみられる多年草で、4月中旬~5月上旬の間、乳白色の花が開く。
実は有毒植物で、粘膜を刺激する成分を含み、茎液などが目や口に入ると炎症を起こす。皮膚炎、嘔吐、下痢、呼吸困難、心臓麻痺などの症状になることあり。怖い。

おわりに
「美しい日本の村コンテスト」で、最優秀賞を受賞した美しい・・・村ではなく町。
雪解けと共に春を知らせる桜が咲き、同時に水芭蕉が姿を現す。
時折キジが顔を出すのだとか?
また、同時期に飯豊町の白川ダムでは水没林と桜の鑑賞ができるので、あわせて訪れてみたい。
