ヴァルトベルク:勝手に仮想するヴァルトブルク城のドイツ感に触れる温泉
ヴァルトベルク?
耳慣れないネーミングですが、ドイツ語で森(ヴァルトwald)、山(ベルクberg)になります。
※苗字が「森山」の宿泊者にはプレゼントがあるようです。
ドイツのヴァルトブルク城(Wartburg Castle)と響きは似てますが関連性はなく、そもそもスペルが違っていました。
1067年、テューリンゲン伯ルートヴィヒ・デア・シュプリンガーが山頂を見て「待て (wart) 汝我が城 (burg) となれ」と叫び建築を命じたことに由来するとされる。by wikipedia
しかし、施設名「堺屋・森のホテル」のとおり、温泉街から坂道を上った先の、森林に囲まれた静かな場所にあるのは、まるでヴァルトブルク城のようです。
ゲレンデとほぼ直結していて、スノボで滑りながら入り口付近までやってくる人もいました。
ドイツのロマンティック街道をイメージした外観(撮影・夏)から中に入ると、これもドイツ?なロビーがありました。
受付を済ませ、エレベーター前に来ると日本的なこけしが並んでいたりします。
まだ見ぬドイツ人
日本人とドイツ人は似ているといわれます。神経質で、むしろ日本人以上に細かい。
エレベーターで3階の脱衣所に向かうと整然と並べられたカゴがあり、まだ見ぬドイツ人を想像して彼らの仕事は細かい、と関心します。
浴室「木間々湯(きままゆ)」に入ると、洗い場もこのとおり桶一つ位置が違わないのは、さすがドイツ人と関心します。
それより入浴
ドイツ人はいいとして、早速内湯に入ると、タマゴ臭が鼻を通過して心地よくボーッとしてきます。
やはり蔵王温泉ってダントツ1位なのです。
体感41~42℃くらいの丁度いい湯加減。源泉温度が高いので、浴槽の広さとお湯の投入量の調整で完全掛け流しを実現しているようです。加水なし、循環ろ過や消毒もなし。
この日は誰も入っていないせいか、湯花が沈んで鮮度の高いお湯が透明になっています。素晴らしい!
露天風呂へ
奥の露天風呂「木風(こかぜ)」に行ってみると、ホテル名のとおり、森林に囲まれて自然の中で入浴しているような解放感がありました。
強酸性のお湯に浸かり、皮膚表面の脂分はとられて殺菌され、そして再生されていく。
肌の傷が次の日に回復していたのは、きっとそのせいでしょう。
再訪
露天風呂は改修を終え、新たに寝湯っぽい浴槽もできていました。
絵に描いたような白濁した温泉に吸い込まれる。
きっと、まろやかだと想像して口に含むと異常に酸っぱいので気を付けましょう。強烈な酸性の湯です。
ついに野湯へ
夏季限定で野天風呂があるというので一旦外に出ます。
ゲレンデと逆方向の南側には入り口の看板近くに道がありました。
歩いて先に進むと、緑に囲まれた道路沿いに川が流れ自然の中に突入していくようになります。
もう少し歩くと小屋のようなものが見えてきて、奥が女性で手前が男性用の野湯らしき案内があります。
いかにも野湯な雰囲気満載。
お湯は光が反射してキラキラ輝きながら川へと流れていく様子に風情があり、見とれて脱衣を忘れてしまいます。
蔵王温泉大露天風呂バリに自然と一体化した解放感があります。
洗い場などはありませんので、順序は野天が先の方がいいかもしれません。
といってもクレンジング効果があるので、洗うなら頭くらいでしょうか。
まぁいいや。
以下、主に日帰り入浴の情報です。
施設名 | 堺屋・森のホテル ヴァルトベルク |
ジャンル | ホテル |
住所 | 山形県山形市蔵王温泉清水坂889−1 |
電話番号 | 023-694-9300 |
源泉 | 湯左の沢1号、2号源泉(混合) |
泉質 | 酸性・含硫黄-マグネシウム-硫酸塩・塩化物温泉 |
効能(適応症) | きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病 糖尿病、高血圧症、動脈硬化症、神経症、筋肉痛、関節痛 五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき 慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復 健康増進ほか |
料金 | 中学生以上1000円 小学生500円 |
営業時間 | 11:00~14:00 |
定休日 | |
駐車場 | あり |
源泉掛流し | 〇 |
サウナ | × |
露天風呂 | 〇 |
貸切風呂 | 〇 |
休憩所 | × |
食事処 | × |
マッサージ | × |
手ぶらデータ | シャンプー、リンス、ボディソープ、ドライヤー |
備考 | 野天あり |
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