夜の「おいしい山形空港」とカメラのおはなし:夜景にハマりそうな日々
いまだに「神町空港」という人はたくさんいます。厳密には滑走路は神町ですが、建物や駐車場は羽入です。
さて、やってきました夜の山形空港です。
いつのまにか愛称「おいしい山形空港」になっていましたが、面倒なので山形空港と呼ぶことにします。
銀山温泉の夜景を撮影してから夜景撮影の楽しさに気が付いたので、次は山形空港と決めていました。
夜の撮影なので、シャッタースピードが長くなりそうでしたがISO感度を上げて着陸時に撮影しようとしたら、何も面白くありませんでした。
よく見る飛行機の写真って静止した状態を狙うので、その多くは離陸時なのですね。
要領がわからず苦戦します。まずカメラの設定がどうこうより、飛行機がどこを通ってどの方向に飛ぶのか、自分が乗った時を思い出せばわかりそうでわからないのです。
以下、カメラは「Nikon D5300」なので焦点距離はすべてAPS-C表記にしています。
レンズはいわゆるキットレンズの「AF-S DX NIKKOR 55-300mm f/4.5-5.6G ED VR」(絞り羽根9枚)です。
初日
できるだけシャッタースピードを短くしようとISO3200、SS:1/30にしておきます。
はじめてなのでどこに止まって、どのタイミングで飛ぶのかさっぱりわかりませんでした。なのでどこにピントをあわせるかすらわからない。
場所は滑走路の南側、フェンスというか柵の間からズームで撮影します。
三脚とレリーズ(遠隔シャッター)を使用し、VR(手ぶれ防止機能)はOFFにします。
思ったより近くて驚き。そして暗い。肉眼で見た様子と似てますが、写真としては映えない感じ。
2日目
離陸場所まで飛行機が遅い速度で移動してきて、一旦停車します。そこでしばらく静止し、轟音に切り替わって離陸するまで約30秒くらいでした。
できるだけ感度を抑えて撮影するため、ISO200とすると長時間の露出になるので、シャッターチャンスはほぼ1回のみになってしまいます。
田舎の空港なので日が暮れてからのフライトは2本しかなく、しかも1時間に1本程度。最終が18時50分とか19時頃なので、夏場なら暗くなる前に終わる事もあり得ます。
そのせいかどうしても慎重になってしまい、ISO1000で撮影。
3日目
前回は夕暮れのように赤くなってしまったので、ホワイトバランスを電球に設定。
周囲のライトを星のように中心から線を発するようにするため(光芒とかいうらしい)、絞ってみる。
さらにISO200にしたので13秒もの露出時間がかかりました。これはこれでひとつ完成品かなと満足してしまいます。
トリミングするとこんな感じになる。
4日目
でも、もう少し明るく撮影するため再訪。
色温度をさらに高くして青く写るようにし、絞りを開放ぎみにして明るく撮影し、さらに+0.3に補正します。
絞った光芒の方が美しいですが、これはこれで満足してしまいました。
5日目
真後ろからだけではつまらないので、斜め後ろから撮影。
露出補正はせずに露出時間を長くして明るく撮影します。絞りはある程度開放したままにします。
ついでにもう一回シャッターを切ってみると、動き出してこんな風になってしまいました。調子に乗ってSS10秒とかやるから・・・
それなりに満足しました。できればもう少し高い位置から撮影してみたいものです。
カメラの後ろを通行人が自転車で通っていきました。近所の人と思われますが、飛行機には興味なさそう。
最近は空港の周辺にアパートが増えて、かつてのラブホテルは少し減ってきました。空港の敷地から細い道路を挟んですぐ一軒家があったり、飛行機が好きな人にはいい立地です。
6日目
動画も撮影してみたのでこんな感じ。ISO12800にしなきゃいけなくて、ノイズ出まくりでした。
この度撮影した飛行機の機体は「Embraer 170(エンブラエル170)」で、ブラジルの航空機メーカー「エンブラエル社」が製造している小型ジェット旅客機です。たぶん。
7日目
5月下旬の最終便19:20発の時間はまだ真っ暗ではなく、遠方の山並みが綺麗に映ります。
月も綺麗でした。
というフェイク画像です。
名称 | 山形空港(やまがたくうこう) |
URL | http://www.yamagata-airport.co.jp/ |
所在地 | 東根市大字羽入字柏原新林3008番地 |
駐車場 | 空港にはある。今回の撮影所付近にはない。 |
今回の撮影場所 | 滑走路の南側 |
休業日 | なし |