おそば美登利:風情ある街並みと雛祭りと、香り高い蕎麦の相性とは。
大石田は役場周辺などの風情ある街並みなど、「坂道フェチ」にとってとても好まれます。
4月に入り、一般的なひな祭りから1か月遅れの「大石田ひなまつり」が開催され、街の中にいると音楽が聞こえてきます。
大石田町役場から西に向かうと、ほど近くに「おそば美登利」がありました。
大石田方面にありがちな、民家の中で提供される蕎麦屋ではなさそうです。
入り口から内観まですべて趣があり、そばとは限らずこのような雰囲気は味まで左右されてしまいます。
時期だけにお雛様が歓迎してくれました。
食い逃げを監視されている気がします。
恐らく一番推しに感じる「鴨せいろそば(1200円)」を注文します。
■国産鴨肉使用の“かもせいろ”です。
温かい鴨汁と冷たいつゆが付き、麺はせいろ二枚とボリュームもあります。麺は3種類から選べます。●麺
A:蕎麦二枚
B:麦切り二枚
C:蕎麦一枚、麦切り一枚
※麦切り=うどんの細切りです。
特に何も聞かれませんでしたが、麺の種類を選べるらしいです。
麺が重箱のように二段になっていて、両方とも蕎麦でした。
右下の小さい容器には大根おろしが入っていて、好みでそばつゆに加えます。
七兵衛そばのように、強いダイコンパンチの効いた汁にはならないようです。
いや、そのまま蕎麦を入れてつゆがわりにして食べるんだろうか・・・聞き忘れた。
地元大石田産の来迎寺在来種を十一で打つ蕎麦は、とても香りが強く、のど越しもいいためにスルッと胃に流し込まれます。
濃厚なつゆと相性が良く、また、わさびともよく合います。わさびはつゆに入れず、そばにのせて食べるとより香りが引き立ちます。
温かい鴨汁は、先ほどの汁ほどの濃厚さはなく、鴨汁単独でも楽しめる美味しさでした。そばを付けると、そばの香りが強いために十分に蕎麦の味を楽しめます。
また、底に隠れている柚子がほんのりと香りを演出してくれました。
店名 | おそば美登利(おそばみどり) |
ジャンル | そば |
TEL | 0237-35-2133 |
営業時間 | 11:00~19:30(売り切れ御免) |
定休日 | 無休 |
駐車場 | あり |
予算 | 1000円前後 |
住所 | 山形県北村山郡大石田町緑町20-9 |