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垂水遺跡:神秘的裏山寺から始まる天童プチ旅行プラン

 
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第1回・第2回CLIP山形編集長選抜総選挙1位、JRRC日本ラーメンライス評議会会長、JUA日本鰻重協会会長、全国いが餅選手権大会代表理事会長。 自称フランス人

昨今のSNSがなければ行く機会などとうに失っているに違いない裏山寺たる垂水遺跡に行ったついで、プチ旅行というかプチプチ旅行プランなるものを立ててみたりする。

よく知られた山寺(立石寺)ではないのでその記事はこちら↓

>>山寺の桜

>>初夏の山寺

>>山寺と紅葉

垂水遺跡?

それっていったい何ぞやというと詳しくは後述するとして、ざっくり云うと超神秘的な修行宿跡。

詳細

名称:垂水遺跡(たるみずいせき)
規模感:☆☆(中)
開場時間:24時間
料金:0円
駐車場:あり
TEL:023-695-2845/千手院
アクセス:山寺駅から千手院まで徒歩約15分、千手院から遺跡まで約20分
所在地:山形県山形市大字山寺

山寺の駐車場情報

山寺付近の駐車場はほとんどが有料となっていて、食事をすれば無料となる店舗がいくつか存在する。無料とうたっていながら要求されたこともあるので、入店の際は確認をしよう。尚、当編集部でオススメするのは瀧不動生蕎麦である。

※垂水遺跡の入り口にある千手院付近に路上駐車するような車を散見するが、ここは路駐ではなく駐車場で、この他に大駐車場もあるので詳しくは案内を見よう。今回はそれを知らなかったので歩いて来てしまった。

とりあえずここ目指せばいい↓

瀧不動生蕎麦

「〇〇円以上の飲食で駐車料金無料」などと店頭に表示していないので、あまり知られていないかもしれない。

食事したあと聞いたら即OKしてくれるだろう。

絶品「かいもち」とは

蕎麦の他に「かいもち」を注文したい。そばがきを油で揚げたもので、外がカリッとして中が餅みたいになっていて、タレとワサビを加えるとやみつきになるほどの絶品。またこれを食べに来たい。

詳しいお店の記事はこちら

>>瀧不動生蕎麦

詳細

店名:瀧不動生蕎麦(たきふどうきそば)
TEL:023-695-2039
営業時間:11:00~15:00
休業日:不定休
駐車場:あり
予算:1000円前後
アクセス:山寺駅から徒歩7分程度
所在地:山形県山形山寺4359

千手院

千手院までの途中、道路が枝分かれしていて、右はコザブジェラートで左が千手院になる。

コザブジェラートは帰りに寄ろう。それを楽しみにしないとこの暑さには耐えられそうもない。詳しくは後述する。

瀧不動生蕎麦から1㎞強あり、千手院の敷地内を通る。

ここからは秋の写真↓

踏切のない線路を渡り、階段を進む。秋になるとカメラマンが多くやってきて、この付近に咲く彼岸花と電車の写真を撮っている。

鳥居をくぐり、神仏習合の境内を進んで案内通り垂水遺跡に向かう。

秋の写真はここまで。

山中

突然森の中に入ったようになり、細い道を先に進むと時々現れるベンチに助けられながら呼吸を整える。

いきなり虫が増えて顔面のまわりに飛び交い、常にブーンと軽快なリズムを聞かせてくれる。

虫よけ剤必須。

運動不足のキツさと戦いながら、緑に覆われる周囲は美しく、木漏れ日のコントラストにカメラを向けたくなるはず。

垂水遺跡

20分くらい歩いて上っただろうか、遺跡らしきものが見えてきた。

ネットやSNSでよく目にする垂水遺跡は広角で撮影されているものが印象的で、きっと広い場所なのだろうと思いきや、その規模は想像以上に小さかった。

実は鳥居が小さいのだ。

細くて垂直に近い急な階段をなんとかしてのぼり、小さくかがみながらシャッターを切る。

これで焦点距離28mm、汗だくになりながら撮ってみる。

壁面は浸食された蜂の巣状の穴が帯状に形成され、天を仰ぐような鳥居は神々しい。

ほの暗いここ垂水遺跡には、大正時代頃まで山伏の居住修業の姿があった。一説によると、目の前は山寺を開山(860年)した慈覚大師円仁の修行宿跡とされる。

案内板より

こんなところに寝るかな?・・・ここまで来たら下山したらいいのにと思うけど、そういう事ではないらしい。

周囲を眺めるととても広く、静寂な空間に虫の鳴き声だけが響き、弱い風に当たりながらちょっとした清涼感を感じる。

側には古峯神社、稲荷神社、不動明王、千手観音の線刻など強烈な崇拝の念が込められていた。

同じ山寺の地名でありながら俗的に裏山寺などと呼称され、観光客は一人もいなかった。であるがゆえに神秘さが増幅し、自然と木魂する”もののけ”との遭遇に想いを馳せるアシタカのように、あるいは森に迷い込んで汗に濡れた我が身を案じて道案内するコダマを信じたアシタカのようになる。

コダマとは、謎のままだ。

出展:スタジオジブリ

急な階段が怖い。後ろ向きに降りようか。ここでケガしたらシャレにならない、と現実に戻された。

往復40分くらいだろうか、それほど時間はかからず下山し、楽しみにしていたコザブジェラートへ向かう。

途中、川で遊ぶ親子がたくさんいた。

COZAB GELATO

実はオープン前からインスタでは相互フォローしていて、待ちに待ったコザブジェラートへようやく訪れることが出来た。

新型コロナの時期だったのでテイクアウトのみで、屋外にはベンチがセットされていた。

チョコレートと・・・クリームチーズブルーベリーだったかな。

火照る身体を冷やすのは大事。身体のだるさが劇的に飛んでいく。

2Flavor/2種 550円より

詳細

店名:COZAB GELATO(コザブジェラート)
営業時間:11:00~16:00
休業日:火・水曜日
TEL:023-695-2335
URLhttps://cozabgelato.com/
住所:山形県山形市山寺4510-2

はな駒荘

異様なほど汗をかいたので、ひと風呂浴びよう。

山寺から車で約10分、新しくできた温泉へ。

汗を流し、じっくり浸かり、疲れを癒す。

出来たばかりの施設で全体が明るく開放感があり、気持ちが上がるわ、癒されるわ、疲れが抜けるわで調子があがる。

ナトリウムの他カルシウム成分が多いのと、数値上は硫酸イオンが974mg/kgと多い。硫酸塩泉は「傷の湯」「脳卒中の湯」なんていわれる。

無色透明、弱塩素臭あり。

詳しい記事はこちら

>>天童温泉 はな駒荘

詳細

施設名:天童温泉 はな駒荘(てんどうおんせんはなこまそう)
TEL:023-616-6566
料金:大人350円、小学生100円、高齢者・障がい者250円、乳幼児無料
営業時間:9:00~21:00(コロナの影響で当面20:00まで)
休業日:月曜日(祝日の場合は翌日以降の平日)、12月29日~1月3日
所在地:山形県天童市鎌田1丁目12−18

おわり

この半日プランは悪くないと思う。ただ、記事にするのは疲れる。

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